簡単な視覚支援 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、夏のように暑かったですね。半袖でちょうどよい気候でした。


今日、お母さんたちと話をしていて、「視覚支援は、難しい」という話が出たのですが、私はそんなに難しくないと思います。


視覚支援というと、写真や絵カードを思い浮かべると思いますが、我が家では単純に「見ればわかる」と言うことを、視覚支援と言っています。


例えば、柔軟剤が切れそうになって、息子に詰め替えをして欲しい時は、以下の写真のように、洗面所の蛇口の横に、柔軟剤の容れ物と、詰め替えパックを置いておきます。


普段、柔軟剤を置いているタッパのすぐ横が洗面台です。柔軟剤の容器がないので、横を見ると、これが目に入ります。息子は、気がついて、詰め替えをしてくれます。


自閉症スペクトラムの窓-柔軟剤


「見ればわかる」ように、親や支援者が設定することが大事ですね。文字が読めるようになったので、紙に書くこともあります。あまり身がまえず、わかりやすく、情報を提供することを心掛けています。


最近、学校でも、明日の時間割や持ち物が黒板に朝から帰りの会まで書いてあったり、声の大きさ表が壁に貼ってあったり、様々な視覚支援がとりいれられています。


自閉症の子に分かりやすいことは、他の子にも分かりやすいものです。これからも、わかりやすい視覚支援をどんどん取り入れてほしいものです。


【今日のいいとこ探し】


毎日、洗濯物のネット分けをお願いしています。いつもは「お母さん、3等分これでいいですか?」と訊いてくるのですが、今日は、違いました。


「お母さん、ぼくは、この3等分でいいと思うけど、お母さんはどう?」


自分の考えを述べてから、相手にお伺いを立てるなんて、かなり高いコミュニケーションスキルだと思います。