こだわる心ー壊れた傘編ー | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、雨が降ったりやんだりの変なお天気でしたね。明日は、晴れてほしいものです。


家の近くで『ど根性スミレ』を見つけました。コンクリートのわずかな隙間から生える植物を『ど根性○○』というそうです。


自閉症スペクトラムの窓-ど根性スミレ

朝、学校へ行くとき、フェンスにひっかけて、傘の端っこの止めのプラスチックを壊してしまいました。壊れた破片は、そのまま、高いフェンスのむこうへ壊れて飛んで行ってしまいました。


自閉症スペクトラムの窓-修理した傘

母には、とることができなかったので、「壊れた破片は、○○さんのうちのお庭に入って取れなくなりました」と伝えたのですが、息子は納得いきません。物が壊れる事が大嫌いなので、「傘壊れたどうしよう」と、半パニックでした。


仕方がないので、支援級まで付き添いしてきました。担任の先生に事情を話して対応してもらいましたが、こういう時は、独り言が多くなります。


学校にいる間は、大丈夫だったのですが、帰りに雨が降っていたので、傘のことを思い出したようです。急に担任の先生に、「今日の帰りに○○さんの家へ、傘の部品をとりに行く」と言いだしたそうです。「もしとれなかったら、ピンポン押して、取りに行きます」と担任にいったそうです。


担任の先生も慌てて、息子といっしょに、現場で行って、外のフェンスの下から破片をとるのを見守ってくれました。一度、気になりだしたら、どうしても、『こだわっって』しまうんですね。この場合は、壊れた傘でした。


結局、家に帰ってからも傘の壊れたことを、言いつづけていたので、しかたなく、夕方、傘修理してくれるとこへ持っていって修理しました。プラスチックの形や色は、違いましたが、傘がきちっとさせるようになって安心したようです。


母も、ほっとしました。


【今日のいいとこ探し】


朝、支援級で会った時、「おかあさん、折り紙いっぱいください」「学校に全然ありません」と言ってきてくれました。足りない物を申告してくれると、とても助かります。