親と他人との接し方の違い | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝から息子を連れて、県の親の会の役員会へ行ってきました。


母が役員会へでているあいだ、息子は、役員会のレクリエーションで、ボランティアさんと八景島シーパラダイスへのお出かけに行ってきました。お天気がよかったので、とても楽しかったようです。


息子お勧めのシーサイドラインの写真です。八景島水族館へいったのに、魚の写真は1枚もなし。すべて道中の電車の写真でした(笑)。


自閉症スペクトラムの窓-シーサイドライン


長い時間でしたが、初めてのボランティアさんとも、うまくお出かけができたようです。朝からテンションが高く、行きの車の中は、もう声のものさしレベル8くらいの感じで、母的には、どうしようかと思っていたのですが、ボラティアさんが帰ってきて、話を聞くと、息子は、いたって冷静。電車の中は静かで、声のレベルも2くらいでこっそりボラさんと話をしていたようです。


電車の乗る場所も、先頭でなくてはダメでなく、いっしょに行った子にどこに乗るか確認をとったりしていたそうです。また、道中も、一人で先に行かず、先に行ってもみんなが来るのを通路で待っていたりと、とても気を使っていたそうです。


自閉症は、相手のことに気を使わない。自分勝手といわれますが、けっこう、人に気を使っているようです。息子も小さい頃は、自分のことしか、見えていませんでしたが、成長するにつれて、経験を積み、気を使えるようになってきたようです。


でも、母には、あまり気をつかっていないですね。やはり、甘えられると思うんでしょうね。今日も、帰ってきてから、ボランティアさんに話を聞いている母に、しだれかかり、甘えてベタベタしている息子の姿を見て、ボランティさんがびっくりしていました。ギャップがあり過ぎたようです。


自閉症の子は、コミュニケーションが苦手と言われますが、そうではないと思います。表出の仕方や行動が独特なだけで、コミュニケーションをとれないわけではないと思います。


定形発達の人のように、親と他人には、あきらかに違う接し方をして、態度も使い分けをしていますね。使い分けができるなら、正しい、スマートな接し方を身につけてほしいものです。


【今日のいいとこ探し】


礼儀正しい、挨拶がちゃんと出来ると、ボランティさん2名から、息子が褒められました。ちょっとうれしかったです。