声の大きさ「ものさし」その2 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今朝は、霜柱ができるほど冷え込みました。登校班の待ち合わせ場所のわきで見つけたのですが、最近、土のある場所が限られるせいか、霜柱を初めて見るという子がいっぱいいて驚きました。


霜柱は、地表の水分を含んだが凍り、その後、地中の凍っていない水分が毛細管現象で吸い上げられて、地表にでてくると冷やされて凍るのだそうです。それを何回も繰り返して、霜柱が成長するのだそうです。不思議ですね。


先日、息子の声が大きいので「声の大きさのものさし」を作りました。療育先や、学校でも以下の表を使ってもらっています。


自閉症スペクトラムの窓-声のものさし

少し効果が出来てきています。息子は、自分の声をずいぶん意識してコントロールできるようになりました。


今日は、学校へ学年行事で「親子クリスマスオーナメント作り」へ行ったのですが、そこで、息子が「9のバカ笑い」をしていたので、注意すると、気がついたようで、すぐ自分で「5の部屋で話す」といって、その大きさにになりました。


さらに効果が出ていると感じたのは、学校から帰ってきて、妹がかなり大きな声で兄に文句をいっていたのですが、「○○ちゃん、声の大きさは2にしてください」と自分が苦痛にならないようにお願いができたことです。以前なら、「うるさい」と怒鳴って終わりだったと思います。


「声のものさし」として、視覚化され、数値化されたことで、自分の声だけでなく、他人の声についても、理解ができるようになったようです。これで、お願いもしやすくなったようです。聴覚過敏のある息子は、またひとつ自分を助けるスキルが身につきました。


【今日のいいこと探し】


おやつを食べ終わった後、片付けをするとき、妹のカップを「一緒に片付けるね」と言って、台所まで下げてくれました。自分のお皿とコップを片付けるのも忘れてしまう時があるのに、びっくりです。


妹には、ちゃんと兄にお礼を言って欲しかったんですけどね。気がついていませんでした。代わりに母がいっぱい兄を褒めました。