息子の美学 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、ふたご座流星群の極大日ですね。子どもたちが、月食と同じ感覚で見たがったのですが、月食と違い、いつ流れ星が流れるかわかりません。寒空で長い時間外にいることになります。


妹が風邪気味だったのでので、来年も見れるからと説得して断念してもらいました。高校時代、天文同好会に入っていた母としては、過酷な観察環境を知っているので、無理はさせられませんでした。


初めて火球を見た時の感動は今でも忘れられません。きんっと澄んだ空気の中で、満天の星を見る冬の天体観測は素敵なんですけどね。


息子の話になります。11月の作品展の作品、通称「紙電」。どんどん増えています。176枚で作品展に出しましたが、毎日5~10枚ペースで増えています。たぶん、250枚は超えたと思います。


その作品の扱い方に、息子の美学を見ました。下のパネルの状態で作品展に出したのですが、手で触れないのが許せなかったようです。作品展から返ってきた絵を、パネルから全部出させ、残りのクリップで止めていた作品も、母に全部はずさせました。


自閉症スペクトラムの窓-紙電


そして今は、こんな状態です。見ずらいですが、奥に、この紙電をしまう紺色の紙袋があります。大事にしているやら、していないやら。


自閉症スペクトラムの窓-紙電2

「紙電」は、絵でありながら、息子には、手で触れることの出来るおもちゃなのです。自分の大好きな種類の電車が、自分の思う通りに際限なく増やせる夢のような作品のようです。これからも、どんどん増えていくことでしょう。母には、どれも同じに見えて区別がつきませんが・・・・・


【今日のいいとこ探し】


明日、書き初めの練習があります。その道具を入れる袋を学校に忘れてきてしまったので、主人がもらってきたエコバックを息子に「お父さんがもらってきたバックがあるから使いなね」といって渡しました。


その後、主人が会社から帰ってきたら「お父さん、カバンありがとう」「習字の道具持ってくから・・」と報告していました。お礼が言えるっていいですね。