ブータン国王の龍の話 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、昨日とうって変わって寒いですね。前日気温差、9度だそうです。体調管理が難しいですね。


小学校でも、風邪で休む子が増えています。


今朝のニュースで、11/18に福島県相馬市の小学校を訪れたブータン国王の「龍の話」のことを放送していました。


ブータンの国旗には、雷龍が描かれています。ブータンという国の名も、チベット語で「龍の地」という意味があるそうです。龍は、ブータンの人にとってなじみ深く、特別な存在のようです。


ワンチュク国王は、小学校の子ども達に、「みなさん、龍を見たことがありますか?」と尋ねたそうです。子どもたちが、戸惑っていると、「私は、龍を見たことがあります」とお答えになり、「龍は、私たち一人ひとりのなかにいます」と話し始めました。


龍は、一人一人の心の中にいます。誰もが「人格」という名の龍を、心に持っています。龍は、私たちみんなの心の中にいて「経験」を食べて成長します。だから、私たちは日々強くなるのです。


それには、感情をコントロールして生きていくことが大切です。どうか、自分の龍を、大きく素晴らしく育てていってください。 


 ※テレビの話は英語を訳したそうなので、この通りかわかりませんが、大体のこのようなニュアンスだと思います・・・


そのように、福島の子ども達に話し、励まされたそうです。この龍の話は、自分の国の子ども達にもするそうです。


楽しいことも、つらいことも、様々な「経験」を糧に、大きく素晴らしく育つ「人格」。これは、自閉症の子へも通じるものがあると思いました。


「人格」が育つということもそうですが、「経験」という引き出しが息子の中に増えていけば、何かを判断する時、どうしていいかわからない時、記憶のいい息子は、自分の中の様々な引出しを探して、その時にあった対応を探す事ができるでしょう。


息子の中に「経験」という沢山の引き出しができるように、親がサポートしていかなくてはと、あらためて思いました。来年は、辰年です。息子の心の中の龍も、大きく育ってくれるといいと思います。


【今日のいいこと探し】


妹の友達が遊びにきたら、ちょっと気を使ったのか、その子が「見たい」と言った番組にしてくれました。母が見たいと言っても、テレビは、なかなか譲ってくれないんですけどね。息子のやさしい一面を見つけました。