バイオフィルムと ラクトフェリン(1) ~バイオフィルムとは~② | ラクトフェリン口コミ

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LIONライオンでお馴染みのラクトフェリンですが、副作用もなく、
たくさんある効果・効能について誰でも理解できるように解説していきます。

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微生物の宝庫とされる土壌を例にとってみましょう。

新規抗生物質の探索者達は、
決まって土壌の微生物を分離し、
それらが生産する代謝産物のなかに
新規抗生物質を求めてきました。

微生物による二次代謝産物の多様性は
目を見はるばかりで、
合成抗菌剤の独壇場と思われている
キノロン系の抗菌物質さえ生産するほどなのです。

分離培地をいろいろに変え、
極寒の南極、
土壌の温度が100℃にも達する温泉地、
極端な酸性とアルカリ性土壌、
高圧の深海に至るまで、
できるだけ多種の土壌を採取し、
微生物の単離をこころみられてきました。

しかし、
今日では土壌のDNA分析から人工培地に分離できた微生物は
1%にも満たなかったことがわかっています。

苦心して分離した微生物が抗生物質の産生能を持っていても、
三つに一つは人工培地上で継代できずに死滅するのです。

したがって、
混合したままで培養した方が、
微生物が持っている潜在力を
充分に活用できるかもしれないのです。

培地に土壌を直接投入する混合培養の方が、
土壌微生物を単離してから培養するより、
抗菌物質の出現頻度がはるかに高く、
多様性に富んでいました。

 バイオフィルムはステンレスパイプさえ腐食させ、
産業に甚大な被害を与えます。

水道水には微生物の栄養になる有機物は、
ほとんど含まれていません。

しかし、
われわれが水道水は
極端に栄養が乏しいと勝手に思い込んでいるだけで、
自然界の多様な微生物のなかには
水道水に含まれるミネラルを栄養源として増殖し、
管壁にバイオフィルムをつくる微生物がいるのです。

いったん、
バイオフィルムが形成されると、
他種の微生物も次々に粘着して
相互に栄養物を分け合って共生するようになり、
最終的には金属パイプさえ腐食させるほどの
有機酸をつくるようになります。

いわば、
バイオフィルムは、
微生物の自然状態における生活様式で、
彼らにとって住み心地がよいアパートのようなものです。

医療分野でもバイオフィルムはペースメーカー、
腎透析器、
血管内カテーテル、
副鼻腔、
気道、
尿路、
歯溝、
舌面に形成され、
難治性感染症の原因になります。

 とりわけ、
体内に形成されたバイオフィルムは、
病原菌が鎧を着ているようなものですから健康にとって脅威です。

炭ソ菌、
肺炎球菌など強毒菌の感染症は、
感染防御系と抗菌剤により治癒させることができます。

治癒すると感染症の記憶は残りますから、
パスツールが定義したように再感染しても
免疫系により迅速に排除されるので
「感染症は二度ない」のです。

ところが、
バイオフィルム感染症の方は、
何度でも感染症を繰り返し、
終末像は敗血症とか多臓器不全です。

いったん、
体内に日和見病原菌のバイオフィルムが生ずると、
手の施しようがないと思われるかもしれません。

しかし、
少なくとも二つの物質が
バイオフィルム形成を阻害することが
わかっています。

そのうちの一つLFは、
バイオフィルム形成を阻害する重要な因子であることが
わかってきました。


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