コーチング・プレゼンテーションセミナー講師

ラシャンスひな=朝比奈 凛香です。


株式会社マイルストーンの水野浩志先生の平日日刊メルマガの99日記事に「命にかかわる仕事」 という文書がありました。

非常に感銘を受けた内容だったのですが、要約すると水野先生の真意が伝わらなくなるのが怖いので、興味ある方是非全文を読んでみてください。

(死刑執行人や捨て犬・捨て猫を処分する人たちのことが書いてあります。)


詳細はコチラ→「命に関かかわる仕事」




私は「食肉のと殺場」の人たちはどんな気持ちでいるのだろうか?

などと考えていたのですが、昔後輩から聞いた彼女の子供時代の話を思い出しました。


彼女は九州の田舎で育った在日韓国人です。


人種差別から、お父さんの仕事も限定され当時家はあまり裕福ではなかったようでした。


そして昔その地方には「捨て犬」ならぬ「捨てヤギ」というのがときどきいて、田んぼの中をうろうろしていたそうです。


田んぼで作業していた農家の人は、貧しそうな彼女と弟の姿を見て「連れて行っていいよ」と言ったそうです。


彼女たちは喜んでつれて帰り「ユキちゃん」と名づけて可愛がり、学校から帰ると外で一緒に遊んだそうです。

(アルプスの少女ハイジごっこをしたらしい)



ところが、ある日帰宅するとユキちゃんの姿が見あたらない。


お父さんやお母さんに聞いても、あいまいな表情を浮かべるだけで答えてくれない。


弟と二人で外に探しに行っても見つからない。


あきらめて、喉が渇いたから麦茶を飲もうと冷蔵庫を開けると食肉用に解体されたユキちゃんが入っていたそうです。(なんと、頭も入っていたそうです叫び


彼女と弟は泣いて、泣いて、なんでこんなことしたの!?

...とお父さんに詰め寄りましたが、お父さんは一言


「ヤギは食べるものなんだ」 と言ったそうです。




夕食時、子供たちは泣きながら、でも「ユキちゃん、美味しいね」と言いながら命をいただいたそうです。



私たちは、他の生物の命をいただいて生きているんですよね。


食材として、パックづめされた「肉」からは何も感じることはできませんが、他の生き物の犠牲の上で命が成り立っていることを忘れちゃいけないんだよね。。。