タティングレースは中世貴族の人気レッスン | ハンドメイド製作所 ジュエリー工房見学ツアー

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東京~フィレンツェで広く彫金を学び、全国を自転車で旅したジュエリー作家たかはしひろがプロデュースする
自然をテーマにしたジュエリーと、
工房ブランドMars&Marsay(マーサーマーセー)の成長を記したブログ。めざせ奨学金の完済!

こんにちは

ハンドメイドジュエリー作家のタカハシヒロです。

 

 

今日はジュエリーからすこし離れて

新ブランド、マーサーマーセーのジュエリーモチーフにもなっているタティングレースの歴史を少しだけお勉強します。

 

 

中世ヨーロッパでは「糸の宝石」と呼ばれ貴族のなかで取引がブームになっていたレース。

そんなレースの中には本物の宝石を編み込んだアクセサリーもあったようです。

 

レースの発展はイタリアからフランスを中心に貴族の嫁いだ国々に伝わっていきました。

17世紀には貴族のレースブームは変化を見せ

鑑賞するものから自ら編むものへと変わっていきました

 

 

貴婦人たちが熱中したのがタティングレースです。

タティングレースは結ぶレース(Knotting Lace)ともいいます、連続した結び目を作っていく独特のレース編みの技法です。

 

 

難しい技術を必要とせず、どこでもできて一度覚えてしまうと手元を見なくても進めていけるものでした

これが貴族たちに好評で、移動中の馬車のなかでも編まれるほど人気だったようです。

シャトル「編み具」を持つマリー・アデライード・ド・フランス)のちのアントワネットの教育係

 

18~19世紀には、女性らしいエレガントな手芸と考えられ、貴族のあいだで教養して習うものとなりました。

 

 

日本には明治初頭に、キリスト教主義学校の宣教師によって伝えら

大正、昭和にかけブームを巻き起こしたそうです。

 

 

そんなタティングレースブームも21世紀になると、糸でなく貴金属で作るアクセサリー作家が誕生します。

 

コレ僕です、すいません

 

17世紀の貴婦人が見たら、どういった反応をしてくれるでしょう

時空を超えてちょっと着けてもらいたいものです。

 

 

タティングレースのモチーフジュエリー、気になる方はこちらで見られますビックリマーク

 

      

                      

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