こんにちは
ハンドメイドジュエリー作家のタカハシヒロです
今日は昨日に続き原型製作のようすをご紹介します。
新ブランドマーサーマーセーの普及に繋がるように
製作風景を写真に記録してブログに公開していきます。
表面をきれいに整え製材したWAXに、デザインを転写してあります。
これから透かす部分をドリルで穴あけする工程です
ドリル刃サイズは0.5mm
透かす幅は細かいところで0.5mmになります。
よって0.1mmでもズレたら
修正がきかないのでスタートからやり直しです。
ボール盤では不可能な髪の毛一本分の穴あけの位置決めも
フライス盤で100回失敗して、やっと精密にできるようになりました。
そうして透かした2枚の板に支柱を着けて重ね合わせていきます。
ここで少しでもズレてしまうと、正面から見たときにダブって見えるので台無しです
この工程も集中して行います。
柱の位置はチェーンが掛かる位置でもあるので出来上がりを計算して配置します
写真では3本ですが、それではチャームが回転してしまうため2本追加しました。
そしてここからはマーサーマーセー独自の、透かしの特徴をつけていく大事な工程
透かし表面に彫刻を彫っていきます、写真では上の角がまだ未処理で平らなまま、違いがわかりますか?
この工程でぺったりした透かしに立体感が生まれ
それを貴金属にして丹念に磨きあげると
波打つ水面のようにキラキラ光を乱反射するブリリアントレースが誕生します。
周りのサポート部分を切り離してWAX原型の完成です。
2枚の透かしがぴったり重なってレース模様がきれいに浮き出ていますね
蝋はとても壊れやすいのでレース部分を指で摘むと折れてしまいます
シルバーに置き換えるキャスティングの工程は、持ち手部分を着けたまま工場に発送します。
キャストしてから研磨作業を数工程、丁寧に磨き上げて漸く完成になります。
完成品はこちらから綺麗な写真でご覧になれます、マーケットプレイス各店のMars&Marsayギャラリーになります。
ミンネ、クリーマ、イイチに置かせてもらっています、上のボタン