過去の自分に会いに行く | 「らくがきらぼんば 」ヨガインストラクターらぼんばの日常の一コマの絵日記、音日記。

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東京、松戸、柏でスピリチュアルなヨガとパワフルな瞑想のレッスン開催してます。
「らぼんば」ことヨガインストラクター桧山芳臣の日常の一コマの絵日記、音日記。
   


その昔mixiというソーシャルネットワークがありました。

招待制で友人からの招待があってはじめました。

はじめは趣味や仕事関連のコミュニティを閲覧するだけだったけど、しばらくして日記を書き始めました。


毎日ではなく何かあったり思ったりした時に月に数回〜10回くらい書いてました。


時代はやがてFacebookに代わり日記を書くことがFacebookへの投稿に変わっていきます。


犬が亡くなったり、ヨガのTTを受けたりという時期のことはこのmixiに書き綴っていました。

mixiから遠ざかってその頃の自分はどんなことをしてどんなことを感じていたのか知りたくなり久々に覗いてみるとログインが出来なくなっていました。


何か知らないけどmixiの方針が変わったようで定期的にログインしないともう入れなくなるらしい。


数年に渡ってダラダラと書き続けた日記を読む方法はないだろうかと考えた末、新規のアカウントをとって昔の自分を探して日記を読むという方法を見つけました。


ヨガの養成講座を受講中にどんなこと書いていたのか見ると


大したこと書いてませんでした。


ヨガを始める前の日記は今の自分とは随分違う人のようです。


こうして別アカウントで過去の自分が書いたものを読むのはなかなか面白いかもしれない。


で、ロータスエイトの指導者養成コースを受けて1か月した時に書いた日記。

昔の自分の承諾も得ずに公開します(笑)




TTやってます

20121010() 秋晴れの朝


1964年の今日、もう48年も前になるのか東京でオリンピックが開会した。

その日を記念して1010日は体育の日となった。いまはHappy Mondayとなり今年は8日が体育の日。


記憶の中では自衛隊の若者(桜井君だったか?)が灯した聖火は赤かったし入場式で選手団が歩くトラックは赤茶だった。しかし、この頃家にカラーテレビがあるわけがなくその後昭和の懐かしい思い出として幾度も流されたヴィデオの記憶がかぶっているんだろう。

あの頃はいい季節にスポーツの祭典が行われていたんだなぁと思う。

LAオリンピックなんてマラソンでエリートランナーが脱水症状を起こしふらふらになってゴールするなんていう過酷な状況だったもんな。

あの頃からオリンピックは商業主義の色が濃くなっていった。


なんてことを思い出したぞろ目の1010日。



まさか自分がヨガのTTを受講する気になるとは思いもよらなかったがなんとなくとか成り行きでというのがだんだんと意思として固まっていたんだろうと思っている。

9/1から開講し、ちょうどその日はStudio Lotus87周年パーティだったのでたくさんのヨガティーチャーたちにお会いすることができた。

わしの一番師匠である小林愛さんもLilyさんも島本麻衣子さんも朝スタジオ前で出くわしたサントーシマ香さんもすべての人といっていいくらいの人が「楽しんで」といった。


ヨガをはじめて4年と少し、まだまだ初心者でアーサナもまともにできないわしがTTを楽しむことなんて出来るんだろうか?と思っていた。


それから毎週末の土日と祝日は朝からTT漬けになっている。

超多忙なプロジェクトに配属されメンバーは休日出勤を余儀なくされているのにわしはTTを優先し迷惑をかけていた。もちろん家のことも犬の散歩も妻に全面的に任せることになる。

会社の人間には詳しいことは話さず休日は無理とだけ言った。妻とは相談しこれからの人生ヨガを深めることそして可能であればその指導をするのは悪いことではないという合意の下、協力してもらっている。


そして約一ヶ月が過ぎた。20131月までの約5分の1が過ぎた。

過ぎてしまったという感じ。今まで聞いたことのない知識、やったこともないことを経験している。50代も後半に入ってわしらの子供世代の女子に混じって勉強するのにも慣れてきた。幸い同期の女子たちも世代ギャップはあまり感じていないようには思う。

まぁ、テレビや当時の流行の話はぜんぜん合わないのは止むを得ない。なにしろわしがホノルルマラソンに初めて行った頃生まれた子たちなんだから。

わしがハワイの太陽を浴びてのん気にアロハ~~~なんて言ってる頃彼女たちはオムツをしておっぱいを飲んでいたのだ。

そんな世代の女子5人と男一匹が共に机(マット)を並べて学んでいる。


多くのヨガティーチャーが言っていた「楽しんで」はいまのところその通りとなっている。


ゴヴィンダさんのアシュタンガはかなり大汗ボタボタ状態だったが、それ以外は鬼コーチによる厳しいトレーニングはいまのところない。

しかし、それも覚悟の上の受講なので40年ぶりの部活のようにしごいてもらってもいいかも。

逆に自分で決めなさいといわれるのが結構厳しかったりする。


宿題は今のところゴヴィンダさんに出された日々のアーサナ練習と毎日のジャーナリングのみ。これは受講前から続けていることなので宿題といえるかどうか・・・。



先週末、ようやくアーサナの授業が始まり矢落さんの指導を体験している。

この養成に参加しようと決めた大きな要因として矢落さんがこれを最後にヨガの指導から引退するということがひとつ。

そして、もうひとつは日本一わかりやすい解剖学ということで名古屋のヨガティーチャーたちにも評判のよかったのみさんの授業があることもLotus8TTを選んだ大きな要因のひとつだ。



Lotus8の大島さんに始まりゴヴィンダさん~トウドウさん~小山さん~野見山さんと続いた。

自分の中をいろいろ探って、感性を磨き、ヨーガの哲学の概要を学び、そして身体へフォーカスする。

ズームインとズームアウト。ミクロからマクロへ。

のみさんの本当にわかりやすい説明と身体の部分の捉え方。これがみごとに今までの先生方の小難しい哲学や観念的な話と繋がった。

この順番は講師のスケジュールの都合ではなく、意図したものならズバリ的中という感じ。


トウドウさんが言ってたあのことやゴヴィンダが言っていたあのことは、これかぁ!とガッテンボタンを連打したくなるようなこと多数。



そして、ほんの少し身体に触れることによってエネルギーは通い合い、僕と君は僕自身になることも体験した。


ゆりっぺの肋骨と膝にほんの少し手を添えているだけなのに、あのゆりっぺがこんなにもいとおしいいのちそのものに感じられると少なからず驚きだった。

あとで話すとゆりっぺも同じことを感じていた。

僕と君は僕自身、私自身になることを経験したのだ。


スピリチュアルとか霊感とかそんな説明のつかないことではなく確かに同じ呼吸をした。

その時ゆりっぺは麗しき若妻ではなく、わし自身だった。


これはのみさんが作ってくれた「場」の影響が多いと思う。

あの時はみんながふと静かになり空気が澄んだ感じがした。


そしてのみさんご自身が一番感じたようで終わってから目に涙をいっぱいためてその感想を話してくれた。

泣き虫のゆりっぺはぽたぽたと涙を垂らしていたが実はわしもじんわりと涙腺が緩んでいた。


あの空気は最後まで続いたのか、少し身体を動かしシャバーサナが終わって身体を起こすとどういうわけか涙が出ていた。

目にごみが入ったわけでも、特別感動したわけでも亡くなった犬たちのことを思い出したわけでもないのに・・・。