名古屋に住んでいるときによく「お洒落だね♪」と言われた。東京にいるときはまず言われることがなかったので、東京から来た人だと言うことでそういっているんだろうと思っていた。
そして、自宅へ戻り東京でもたまに言われるようになった。
以前の方が着るものや身に着けるものに気を使っていたように思う。
巷のお洒落さんのように洋服屋巡りをしたりと言うことはないがそれなりに名のあるブランドのものを着ていたりした。
しかし、名古屋に行く前ごろからはそういうものもほとんど買わなくなり名古屋では大須の雑貨屋で買う程度。戻ってもドンキで300円くらいのシャツや靴下を買うくらい。
夏なんて頭のてっぺんからつま先までで1000円もしないという超安物を身につけて暮らしている。
寒くなるとそれなりに着るものは増えるそうなるとコーディネイトがポイントになる。
しかし、しかしだ。
わしにはそのコーディネイト感覚が欠如しているようだ。
縞模様のシャツでパンツで帽子もバッグも全部縞模様と言うこともあるし、柄オン柄はわしのトレードマークのようになっている。
妻はウルサイ格好だと言う。
まぁ、確かにうるさいけど誰に迷惑をかけるものでもないし、大体わしがどんな格好をしてようがわしのかってだし、第一誰も気にしないだろう。
自分のセンスに従って自分の基準に見合うものを身に着けている。
それで今まで言われなかったお洒落などという評価をもらえるのは喜ぶべきことなんだろう。
しかし、このお洒落という評価はどういう基準で行われているのか?
ディオールを着てるからとかファッションリーダーが着ていたものと同じものを着ているとか・・・。
もちろんそれもお洒落だろう。身に着けるものに気をつけてセンスを磨いている証拠だ。
でも、このお洒落という非常にあいまいな基準の言葉で喜んだりしててはいけないのではないか?
基準は人それぞれだし、その基準自体にもトレンドと言うものがある。
そのトレンドに敏感に反応するのもお洒落かもしれない。
そんなトレンドには一切目もくれず自分の基準を通すのもお洒落かもしれない。
その昔、総理大臣が渡米の際に着た青いシャツがおじさんの中で流行った事がある。
どう考えてもどこから見てもお洒落とはいえないどっちかと言えばダサい部類に入るただの青いシャツが流行してしまったのだ。
とたんにダサいシャツはお洒落に変わる。
要するに自分の身に着けるものに気をかける意識すると言うことがお洒落なのではないか。
たまに自分で洋服などは買ったことがなくすべて奥さんのお見立てどおりという男がいる。本当か嘘か知らないが自分の女房のセンスを自慢しているだけかもしれない。
奥さんのコーディネートをそれなりにスマートに着こなす身につけるものなんて一切気にしないおじさんはお洒落か?
身に着けるものを気にかけるのはお洒落なのか?
お洒落はかっこいいのか?
世代や住む場所コミュニティなどでその基準は大きく変わる。
サラリーマン世界ではスマートなブランド物を着るより皺の入ったままのドブネズミスーツを着るほうがトレンドだ。
高校生はこれまた一般とは違うお洒落基準があって、制服のズボンを思いっきり下げて裾をふんずけてぼろぼろにして履くのがおしゃれらしい。指定のバッグの持ち方にもいろんなルールがあるようだ。
お洒落という他愛のないものひとつを考えてもいろんなギャップを感じてしまう。
そして、UNICLOにもguにも入らずそこらの古着屋かドンキで調達するわしが、唯一買う有名ブランドはGAPだ。
季節外れの売れ残りなどを値引きしているコーナーがあり、あそこを年に一回か二回のぞく。
また、山手線で車両がぜんぶGAPの広告で埋め尽くされていることがあったりする。なんか不思議な感じがして悪くない。
なんだか、おやじギャグのような日記になってしまった。
こんなくだらない文章公開してなんになる?
まぁ、日々の記録だから・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=rAvDjhyThkU