皆さん、こんばんは。


鈴木孝夫先生の「ことばと文化」でした。

これは1973年に出版された本で、
なんと私が生まれた年! 爆笑
 これは運命と勝手に思う

文字は言語ではないと言う考えだった時代に、
「社会学」と「言語」を結びつけて
お考えになった 素晴らしい大先生です。

(鈴木先生が医学部から英文学文に移籍された時のエピソード、師匠を破門したエピソードなど、
それ漫談ですか?というくらい面白い。笑い泣き
まぁ、医学部から文学部に移籍すると言ったら、
今でも変わり者扱いされるかな。笑ニヤリ)

テューター(指導者)たちの総会に来てくださり
講演会で先生のお声を初めて聞きました。

ものすごい言語学者のお方なので
もうこの世にはいらっしゃらないお方かと…

(って失礼なことを言ってますが
ご本人も良くそう言われるとのこと。笑い泣き)


だから言って良いわけではない。真顔

  
さぁ、話を戻して

そんな偉大な言語学者の先生が
講演会でおっしゃったことばが、
衝撃を持って私の胸に響きました。


*日本人は自分を
 黄色い肌の西洋人だと思っている。

白人至上主義の思考のまま
  (自分もアジア人なのに、他のアジア人を下に見て) 
 ネイティブ信仰を持っているのが日本人。
  ネイティブって何?
  英語を母国語にしてる人のことではなく、
  欧米の白人のこと?

*外国人風の英語が話せるようになったと言っても、それは二流三流のアメリカ人を作っているに過ぎないよ。だってどうあがいてもアメリカ人にはなれないのだから。
あなたたちは英語教師として、
二流三流のアメリカ人を
育ててはいけない!
立派な日本人を育ててあげてください。

*日本はもう世界のリーダー的ポジションなのだから、ずっと黒子でいようとしてはいけない。
 私(日本)なんて〜と謙遜し、
 エリートではなくただの一般人ですから〜と
 世界で言っても、世界から見れば確実にエリートです。
 エリートにはエリートたる責任というものがある。
 先進国の人間として、しっかり果たすべき責任を
 理解しないといけないでしょ。


*日本人として誇りを持ち胸を張って、日本を語りなさい。
Englishでなくていい、
ジャパニッシュでいいのだから。

などなど…
もう、頭の中で、ガーン、ガーン、ガーンと
鐘がなるくらい

 英語教育とはなんぞやゲッソリ

と考えさせられました。

その出逢いの後、先生の本を読み漁りました。

  本日も長文読んでいただき、
  ありがとうございます。

今日一日を感謝して
穏やかに眠りにつけますように音譜