はじめまして
私は現在、"児童英語講師"と呼ばれる仕事をしています。
さかのぼること、うん十年…
私は中学受験をしたのですが
私立の女子校で出逢った友人が
帰国子女だったり
フランス語を話す修道女の先生がいたりする
そんな環境でした。
当時マイケルジャクソンが大好きで、
彼の歌詞を耳で聴いて
シャモーン!フォー!とか
カタカナに書き起こしていた頃ですから
英語やフランス語を話す人に出逢って
うわ〜いいなぁ〜と素直に憧れました。
そこで 親を説得して
自分も他のお嬢様方と同じように
留学しようとしたわけですが
(留学したら簡単に話せるようになると思っていた…)
ただでさえも私立でお金がかかってるのに
バカか!少しは考えて物を言え!
…と
一瞬で夢破れ。
しかし、親も
英語の勉強をしたがってるなら
これさ勉強させるチャンスかも…
と考えを変えたようで
留学はさせられないけど
1年間なら英会話教室に行かせてあげる
とか言うので
友達が通っていた英会話サロンのパンフレットを見せました。
その教室はーーー
1年間で100万というかなりの高額でしたが
留学の危険性などに比べたら
親の目の届く日本で
英語漬けの環境にできるんだよ〜
と私の親を見事に納得させ
私は無事にそのサロンに通える事になりました。
1日にspeaking1時間
他の人の授業を見学するだけの
(話してはいけない)
listeningは2時間可能だから
合計3時間英語に触れていられるというもので
365日×3時間=1095時間
100万円をこれで割ると…
1時間あたり たったの913円ですよ!
というのが殺し文句でした。
実際のところはーーーー
365日通ってくる人なんていないので(笑)
1時間あたり913円なんてありえない
社会人はお仕事もあるし、週一回が関の山
というご様子の方々が多かったです。
そんな中、私は、
高校受験がない中高一貫校で
他の学習塾も行ってない暇人だったので、
月から金まで毎日通い倒してやりました。

もはや遊びに行く感覚です。
公認寄り道

まぁそれでも、土日を8日間休んだと計算して269日
1時間あたり1126円ってとこですかね。
サロンではエスプレッソとビスケットを出してもらえたので、それを食べに行ってたと言っても過言ではありません。



毎日1126円のお茶代と考えると高い…
サロン側もびっくりなくらい毎日通って
大学院留学生のアメリカ人の男の先生とも
仲良くなって、
時々一緒にマックでご飯食べたりしていたので
(今考えると、ちょっと危険な気もしますが…)
1日に3時間+プライベートなお喋り分で
なかなかの良い英語漬けの毎日でした。
調子に乗って、
駅で切符が買えずに困ってるような
外国人の観光客を見つけては
May I help you? と覚えたての英語で
ガンガン話しかけていました。

そんなわけで、
他の生徒さん(社会人の方々)に比べたら
目に見えて英会話力が伸びていきました。
なぜって??
毎日通うモチベーションが誰よりもあるし、
知らない人にもたくさん話しかけてるわけですからね。
そりゃー受け身の人よりは伸びますよね。
どんなモチベーションだったかというと…
当日のイギリス映画 「モーリス」を観て
(私はいわゆる腐女子だったのか…?)
カッコイイ〜
と思っていた

ヒューグラント似の先生や
当時大人気だったトムクルーズ似の先生や
陶器のお人形みたいな女の先生がいて、
見てるだけで
目の保養


という感じだったので
その先生たちに当たりますように
と祈りながら
毎日楽しく通っていたのでした。
(親は私が毎日楽しく通っている事に満足)
仲良くなった若い先生との
マックやカフェでのお喋りも、
大した内容ではないけれど
女子校の女子にとっては
異文化で楽しくて十分刺激的でした。
そんなこんなで
英会話が大好きだった中学時代でしたが、
喋れるけど英語の成績はそんなに抜群に良いわけではありませんでした。
(親は、あんなに話せるようになってるのに
なぜ成績が思うほど上がらないのかと不思議そう)
それはそう。
英会話に文法やスペルは関係ない
ですからね。
話しかける勇気があるかどうか!
間違えても通じなくても
簡単にへこたれないメンタルがあるかどうか!
"失敗を恐れない"
それだけなので。
英語の成績に結びつかなくても落ち込む事なく、自分は英語はできる

と思って自信を持っていた
幸せな中学生時代でした。
自信を持つこと
これがどれほど大切かを知ったのは
大人になってからです。
自信を失った人に自信を持たせるのが
どれほど大変なことか…



(子どもたちの自信をどうかへし折らないで〜)
さて 約束通り1年で終わったサロン通い
その後は 普通の高校生活で
普通に重箱の隅をつつくような英語教育によって英語が嫌いになり
受験勉強でますます嫌いになって…
大学を卒業後は
せいせいするぜ!と言わんばかりに
英語とは無縁の仕事につきました。
営業職だったので
毎日靴をすり減らしながら
英語は忘れていきました。
結婚後、実際に子どもを産むまでは
またバリバリ総合職で働くつもりでいたので
子どもを産んで
赤ちゃんの顔を眺めていて
どうしよう預けてなんて働けない…

と思うなんて
自分では全く想像もしていませんでした。
でも、急にそう思ってしまったので…

声を掛けてくださっていた会社はお断りして
家で子どもがいてもできる仕事を探すかな
となんとなく考えて始めたところでした。
そんな頃出逢ったのが、ラボ・パーティ

それまで聞いたこともなかった
子ども英語教室でした。
その時点で40年近くも続いている老舗だと言うのでびっくりしました。
(今ではまもなく55年)
broken Englishでいい
英語は単なるtool
話したい中身が大切
日本語で話せないことは
英語でも話せない
そんな事を電話で教えてもらいました。
だから ラボ・パーティでは
母語である日本語を大切にしてるんですよ
へぇ〜
それなら無理矢理 親のエゴで
子どもに英語を学ばせて
返って英語嫌いになったりする
なんてことはなさそうだな…
そう思って
近くのラボ・パーティに見学に行きました。
その時はまだ
自分が教室を運営する側になる
とは夢にも思わず、
引越ししたばかりだったので
知り合いもなく お友達探し的に
あちこち顔を出していた頃でしたので、
ラボも出逢ったものの一つという感じでした。
運命的に、私の仕事はコレだ〜!
と思ったわけではありませんでした。
そこで出逢った先生(テューター)が
良い方だったので
お友達になりたいな
と感じたことと

でも10ヶ月の我が子にはまだ英語は早いかな
…と思ったのを覚えています。
しかし、なんだかご縁があって
その3ヶ月後には
テュータースクールに通ってしまっている
自分がいました。

宇宙からのメッセージでしょうか。
神様のお導きでしょうか。
必死で手に入れようとしても
無理な時もあるというのに…
なぜか
流れでとんとん拍子に行くことって
ありますよね?
そんな感じで、
まだテューターになるぞ!という
ちゃんとした決心もないまま
テュータースクールに通い
その3ヶ月後には、募集が始まり
(そんな簡単に生徒なんて集まらないさと思っていたら)
友達になりたてのママ友が
好奇心で入ってくれた事で
気がつくと
ラボ・テューターになっていました。

その後の苦労話や、
嫌いだった英語を仕事にしてどうなっていったか
なんて、興味はないですよね?

皆さんの英語ライフや 子育てが
楽しくて有意義なものになるように

少しでも参考になるblogをかけるといいな
と思っています。
どうぞよろしくお願いします

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長文お読みくださり ありがとうございます
今日の一日がステキな日になりますように
