七夕に思いを馳せて゜・*:.。.:*・゜ | 星を楽しむ「あとりえlablum」からのメッセージ*.。o○o。

星を楽しむ「あとりえlablum」からのメッセージ*.。o○o。

西洋占星術が始まった紀元前2000年頃は天文学と同じ学問でした
悠久の歴史の分だけ、携わって来た先人の果てしない知恵が盛り込まれています

明日は七夕です。゜・*:.。.:*・゜

生まれ育った宮古島では、七夕は先祖供養の日です。
旧暦ですけどね。
七夕の日は、各家では墓参りして、七夕の墓を清て、 盆祭りが
近づいていることを先祖に告げ、そのあとで墓の周りの草を刈っ
て清掃をします。



また、この日は各家庭での虫干し、個人の洗骨も行われます。
特に洗骨は、普段は日取りに制約があるが、七夕は最良の吉日と
されています。


昔は土葬でしたから、棺を開けて骨を整理する様な事を聞いています。
(私はまだ見ていませんのでこの表現です)
故に、沖縄のあの大きな鍾乳洞の様なお墓を開けるのです。
現在は、土葬はありませんので、この様な習慣はございません。
日本本来の七夕の由来は、この様なご先祖さまを敬うイベント
が本来の姿の様に解釈しています。




私たちは、何時しか織姫と彦星の中国の昔話で風化させてし
まったのですね。
そうなのです。
七夕のお話は、中国が発祥なのです。゜・*:.。.:*・゜




さて、七夕の織姫と彦星のお話をご紹介しましょう


 天帝の娘である織女(しょくじょ)は、機織を織るのが仕事でした。
しかし仕事ばかりする織女を心配した天帝は、娘を天の川の向かい
岸にいる牽牛(けんぎゅう)と引き合わせたのです。すると二人は
恋に夢中になって仕事を全くしなくなってしまいました。それをみ
た天帝は怒り、二人を天の川の両岸に引き離してしまいました。

 二人の様子を哀れに思った天帝は、一年に一度、7月7日
の夜にだけ会うことを許しました。しかし、7月7日に雨が
降ると天の川の水が増水して渡ることができないので、カサ
サギが二人の橋渡しをします。

詳細なストリーはこちらご覧下さい


この七夕の7月7日は本来、旧暦です。
今年ですと、8月24日です。
そして、実際に天球を眺めそれぞれの星を追いかけますと

おりひめ星は、こと座のベガという名前で0等星です。
地球からの距離は25光年。一方のひこ星は、わし座のアルタ
イルで1等星で、地球からの距離は17光年。この二つの星の
間の距離は約16光年あり、光(秒速30万km)で走っても16年
かかります。

その様な訳で・*:.。.:*・゜
残念ながら、1年に1度のデートは無理ということになります。

それでも織姫と彦星の1年に1回のデートに思いを馳せるのは
何故でしょう。
人はこの様な悲恋にあこがれるのでしょうね
現実逃避願望として゜・*:.。.:*・゜