現在、日本に一時帰国中のため予約投稿で私が大学院で発達学を学んだことと自分の子育てから得た知見をシリーズで発信していきます。

 

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自己紹介

よろしくお願いいたします。

私が言語発達でよく「書くことを焦って早くから教えないで」と言っているのには以下の理由があります。

子供の認知能力は0歳から4歳ごろまでは著しい差があります。つまり この時期は1日、2日でものすごく成長するので、月齢だけでなく成長度合いの些細な違いが大きい差を生み出します。

例えば同じ月に生まれても、親のDNAから子供の成長曲線を割り出すとかなりの差が出てきて、それを同じ時期(0歳10ヶ月目など)で比較すると小さい子は成長がゆっくりだと思われがちです。けれどある子供は16歳くらいで成長が止まり、その時点で160cmだと予測されているのに対し、もう1人の子供は14歳くらいで成長が止まり、その時点で180cmだと予測されていたら、後者の子供のほうが実は成長に問題がある可能性もあります。

認知(知能)についても同じことが言えます。何歳で何ができているという指針はあくまで平均値ですから、成長の速度や他の要素(早産だったとか疾患があるかなど)によってその都度、調整をしていかなくてはいけません。

「書く」という行為は実は身体の発達が大きく影響します。例えば「えんぴつをにぎる」「空間を把握する目と脳の関係」などはある時期に非常に大きく発達します。

中には認知(知能)の発達が早く言葉を覚えるのが早くてもMotor Skillと呼ばれる身体のコーディネーションの発達が遅い子もいます。

それぞれの子供の成長のどの部分が早く、どの部分がまだ未発達かをしっかりと把握してあげないと親も子供も苦しくなってしまうかもしれません。

 

 

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