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先月初めにちょっとした事件があり、ペットの飼い方を考えるきっかけになりました。私のこれまで飼ったペットのことを書いています。

最初から読んでくださる方はこちらからお願いします。

 

子供もペットも手がかかるコとまったく手がかからないコがいますよね。
例えば健康の問題。病気がちの子や疾患がある子は「手がかかる」というのは失礼な言い方かもしれませんが、そのために費やさなければいけない時間やお金は健康な子よりずっと多いと言えます。
 
人間の子供も一人っ子かこだくさんかによって、親が関われる時間が全然変わってくるように ペットも何匹も飼っているのと1匹だけを飼っているのでは そのコに使えるエネルギーが変わってきますよね。
 
私が日本で飼っていたネコは2匹とも捨て猫(あるいは迷い猫)だったので最初の数年はよく病気をしました。一回、外に出してしまったらネコはどうしても外に出たがるので、病気やケガの確率が家ネコよりは高くなります。一度、オーストラリア人の女性に部屋を貸したら その人の香水が合わなかったのか当時飼っていたネコがいろいろなところに粗相をしてしまい、食欲も減ってげっそりしてしまったことがありました。その頃の私は3つの仕事(通訳 英会話教室 進学塾)をかけもちしていて時間の余裕もなくネコが具合が悪そうでもすぐに獣医さんのところに連れて行ってあげられませんでした。
 
私がロサンゼルスで飼っていた最初のネコは身体が弱いからという理由でブリーダーさんが子供を産ませるのをあきらめたので、私のところに来ました。純血種は弱いと聞いたことがあったので、定期検診に連れて行き エサにも注意して 完全に家ネコとして飼いました。それでも当時はいろんな友人が遊びに来て、中にはネコを飼っていた人もいて、ノミをうつされたりしました。歯が弱かったので歯医者にも連れて行ったし健康には十分気をつけていましたが、湿気が多い海の近くのアパートに住んだ時は毛が抜けたり、湿疹ができたりしていました。
 
今のネコはコロナ中に来たこともあり、まったく人間もネコも家から出ない生活を2年くらいしていました。コロナ禍以降、家に帰るとすぐうがい、手洗い、着替えを徹底しているので今のところ、ネコはまったく病気にならず 食欲も旺盛で健康そのものです。
 
娘も思春期の浮き沈みがそれなりにありますが、情緒が安定している方だし、これまで大きい病気にかかったこともなく「すくすくと」育っていると言えます。
 
こういう状況だからこそ、私には心と時間の余裕がうまれ、こうしてブログを書いたり、自分の好きなことができるのだと思います。そしてペットを飼うというのは子育てと同じくらい大きい責任を伴うものですが、飼っているペットが家族の心を癒してくれて みんなで可愛がることで家族の絆も強くなるなら、家族の一員として大事に大事にしてあげたくなるものです。
 
先月の初め、再入院してしまった義父が、飼っていたネコを義兄に頼んで外に出してしまったという話を聞いて「なんてひどいことを」と思ったのですが、遠く離れている家族がネコのためだけに定期的に訪ねていくことなんて 時間的にも金銭的にも無理だと判断して 具合が悪い高齢者にも心の余裕がなかったら そういう判断をしてしまうのかもしれないと考えました。
 
今回はたまたま一時帰国でペットシッターさんと面談をして、家の場所やネコの様子を見てもらっていたので、アメリカからメールで依頼をしてなんとかなりました。これができたのも私の仕事が休みが多く、春休みを利用して日本に帰れたことや円安で経済的にも余裕がある(というか円で考えるとなんでも安く感じられる)からできたことだと思います。
 
このシリーズはこれで終わりにします。私はこの2ヶ月 今のような家族もペットも健康ですこやかに暮らせる生活を維持するためには何をすべきかということをずっと考えていました。老いていくことは誰にも止められませんが、その時までにどんな準備をするべきか、そしてどう予防していくかを考えながらペットを共生していこうと思っています。