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娘の進路

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日本滞在中は毎日 予定がてんこ盛りでとてもブログを書く余裕がありませんでした。この旅行での気づきはまたアメリカに戻ってから書きますが、ロサンゼルス在住の日本語・英語バイリンガル研究者として、現在 話題になっている大谷選手の件について 私の気持ちを書きたいと思います。
 
私が水原さんのニュースを聞いたのは日本に到着した翌日でした。
その後、いろいろな方面の方から問い合わせがあったり、たまたま日本で会った友人からもたくさんの質問を受けました。
 
皆さんが一番よく話題にしたのが、他人の銀行口座から送金ができるのかどうかということです。私の友人で国際詐欺に遭ってしまい、全財産(数億円)を自分の口座に振り込みそのまま取られてしまった方がいます。この場合、本人がやったのですが、この手続きはすべてオンライン上でおこなわれました。同じように「やっておいてあげる」と銀行員から言われ 任せたら、そのメールや電話自体が詐欺師のものだったということもありました。
まずインターネット上の口座を操作する際に、本人確認として「母親の旧姓は?」とか「一番好きなピザのトッピングは?」というような質問があるのですが、これは本人が設定するものなので、普段 使っている口座を誰かに任せていれば、実際にID(身分証明書』の提示などなくお金を動かすことは十分可能です。
 
もう私は日本の振り込み制度などがわかっていないのですが、アメリカではオンラインん操作によるお金の送受信が日本より簡単な気がします。
 
大谷選手がどの程度、水原さんにファイナンスのことで手伝ってもらっていたのかはわかりませんが、往々にして日本から来て英語ができない日本人は友人にパスワードや個人情報を簡単に教えちゃったりします。ましてやパーソナルマネージャーのような存在だったら自分でいちいち英文を読むのが面倒だから一任することも十分あり得ると思います。
 
さて前置きが長くなりましたが、通訳の資質について私はもちろん「正しく事実を伝える」ことの重要度からしても、水原さんのこれまでのメディア向けの会見での通訳は非常に優秀だったと思います。
 

 

そしてこれまで数々の場で彼は大谷選手からの絶大な信頼を得たのでしょう。もちろんあれだけの選手ですから、周りに優秀なブレーンがついていたのだと思いますが、その優秀なブレーンは皆、モノリンガルだったのではないでしょうか。

もし大谷選手も含め、すべての人がバイリンガルであり、さらに専門分野においてはお互いが強い言語で話し、理解し合えるためにより高度な通訳を雇っていたのだとしたら、もっと事態は好転したのではないかと思います。

 

つなげるパイプが1本だけだと通訳への荷が重くなりすぎます。そして大谷選手と直接 つながっていた生命線のような存在だった水原さんの代わりを探そうとすると、今まで以上に相互の信頼を構築し、あれだけの重責をおえる人がいるのだろうかと心配です。

 

有名人のことを身勝手にとやかく言うのは一般人の性ですが、日本の友人の人たちがいう「個人情報の保護」とか「プライバシーの保護」みたいの話題にちょっと民度の低さを感じました。私は今回の事件をたまたま日本一時帰国中に知り、ロサンゼルス在住の日本語・英語バイリンガルの子供たちのお手本となってくれるような存在だった水原通訳の今後を見守りたいと思いました。

 

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