ランキングに参加しています。
引き続きよろしくお願いします!
最近知ったのですが、以前は悪いことにだけ使われていた『爪痕(を)残す』という言い回しが「インパクトを与える」とか「印象付ける」という意味でも使われるようですね。「足跡(そくせき)を残す」は今でも成し遂げたことの表現として使われるのでしょうか。
私の娘は10年間、海外で日本人子女が日本語で学習をする「補習校」に通いました。
この学校は日本と同じ4月始まりで3月に卒業式があります。
何度か書いていますが、娘は3月生まれで日本の学校のシステムでは一番月齢が低くなります。補習校の幼稚部に入った時は、まだ現地校のK(Kindergarten)にも入っていなくて近所のモンテッソーリのプリスクールに通っていました。幼稚部の入学式の日は夫が張り切ってカメラとビデオを持って行ったのですが席から離れて写真を撮ってはいけないとかビデオはダメとか言われたそうであまり写真が残っていません。
それで幼稚部の卒園式の時は当時教員だった私も娘の卒園式の時間だけは授業を代わってもらって参加し、一緒にたくさんの写真を撮りました。その後、教室にもどって写真やビデオを撮影した時も夫は割と遠慮がちに後ろから撮っていたので、前に立って遠慮なくiPhoneで自分の子供だけを撮っている人の頭やカメラが映り込んでしまっていました。
娘は訳あって小学校2年生になる時、別の補習校に転校しました。その学校に2年生から6年生の途中まで通い、6年生の夏の体験入学が終わってからは補習校をやめて現地校の受験の準備をしました。
それから6年生の3学期目になって娘が自分から「前に通っていた方の補習校の中学に入りたい」と言い出しました。「2年生から通っていた方の補習校を卒業して中学から転校したら?」と提案して、両方の補習校の転入試験を受けました。
結局、一ヶ月だけずっと通っていた方の補習校に復学するよりは、卒業式間近でも中学からも通う方に行ったほうがいいということで卒業式の一ヶ月前に前に通っていた補習校にいれてもらいました。
当時、その補習校は中学部までしかないキャンパスは中学生が袴を着てもよく 高等部があるキャンパスは高等部の子だけが袴を着るという暗黙の了解のようなものがありました。私は中学部や高等部で教えていたこともあり、何となくその風潮には気づいていたのですが、娘の希望通り、小学校の卒業式にも袴姿で参加しました。
小学生で袴を着ていたのは娘だけで、娘が壇上に上がった時、保護者席から「あら?あの娘、小学生なのに袴」という声が聞こえました。
その3年後、娘の中学の卒業式では、小学生も中学生も高校生も袴の子がずいぶん多かったので、その年から「暗黙の了解」がなくなったのかもしれません。
娘は高等部には行かないと最初から決めていたので、補習校は中学部が最後の卒業式でした。夫は「もう最後だから自分のやりたいようにやる」と決めてたくさんの写真やビデオを撮りまくっていました。
昨日 娘の友人が高等部を卒業すると言うことで久しぶりに元クラスメイトに会いに行きました。今年の卒業式は「親は保護者席以外で写真を撮ってはいけない」という指示が出ていたようです。
我が家がいろいろやらかしちゃったからかしら。