ノロケているわけではないのですが、私の夫はとても聞き上手で、私の愚痴とか文句をよく聞いてくれます。

 

ほとんどいつでも、私の味方をしてくれるので、ストレスが多い職場環境でもなんとか耐えられるのは夫のおかげだと思っています。

 

私はアメリカに住んでいる日本人で「日本や日本人」を嫌う人が苦手で、どちらかと言えば日本人と仲良くしたいほうなんですが、日本人に多い「みんな同じことしましょう」とか「みんなで決めましょう」みたいな空気が苦手です。

 

夫はクライアントさんに日本人が多いし、私よりずっと日本的な感覚を持っていますが、いわゆる「同調圧力」が子供の頃から大嫌いだったそうです。

 

娘は10年間、ロサンゼルスにある日本語補習校に通ったのですが、最初の2年と最後の3年(しかもそのうちの2年間はオンライン授業)は自宅の割と近くにある補習校に通い、小学校2年から6年の4年間は別の学校に通っていました。

 

この3月に卒業した幼稚園から小学校1年と中学生活を送った学校は保護者が強制的に学校で当番制でお手伝いをすることになっていました。夫も私もそういう強制的なお手伝いが苦手です。それで私は教員をしていたわけなんですが、最後の卒業式だけは「謝恩会係」になりました。(この会のことについてはまた追々、書いていきます。)

 

卒業式は参加人数の規制はなかったものの「家族のみ」で、兄弟は同じ時間に家でオンライン授業を受けていた人も多く、ほとんどがお母さんだけか両親だけが出席していました。

 

今までの入学式や卒業式は在校生も出席していたので、保護者席は限られていて早く行って場所取りしないと子供の写真が撮れない感じでした。

 

そして式が終わると一斉にみんなが式の看板と一緒に写真を撮ろうとしてカオス状態。みんながスマホで写真を撮るので、子供はどこを見ていいのかわからず クラス写真は何枚撮ってもみんながいい顔をしている写真はありませんでした。

 

これは何も日本人の親だけではありません。秩序がないアメリカ人の親の時の方がたいへんでした。

日本人の場合は「みんな同じにしましょう」と決めれば、ちゃんということを聞く人は多いです。

 

夫も人の迷惑にならないようにいつも後ろの方から遠慮がちに写真を撮っていたのですが、ずうずうしく人の前に来て写真を撮る人に限って自分の子供しか撮らないし、写真を共有してくれません。そういう親たちにいつも憤っていた私に

 

もう遠慮しないで攻めていくから大丈夫だよ

 

という夫。そして娘の日本語補習校の卒業式では、この私でさえ「え?そこまでやるの」というくらい見事に同調圧力をはねのけていました。(続く)

 

この花に驚くべき仕掛けがありました。

 

 

補習校の当番制について書いた記事はこちら。

 

とんでもないアメリカ人の親の行動について書いた記事はこちら。

 

 

 

 

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