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昨日、日本語教育という同じ業種でありながら 全然違う職種(?)というか違う形態で日本語を教えている方のセミナーに参加しました。

 

その人は日本国内で主にビジネスパーソンを顧客に日本語を教えている人です。話の中で「紹介は最強(さいきょう)にもなるし、最恐(さいきょう)にもなる」と言っていました。そして「評判というのは、たいてい悪い方が早く広まり、いいことはなかなか広まらない」とも言っていました。最初にいい仕事をしてクライアントさんが満足したら、その人が新たなクライアントさんを紹介してくれる場合、成約がすんなり決まるケースが多いと言っていました。ただ自分のことを気に入ってくれなかった人が流すネガティブな評判はあっという間に広がることもあり、業界が狭ければ狭いほど一度悪評がたってしまうと、汚名挽回するのは難しいと言っていました。

 

私はロサンゼルスに住んで22年になるのですが、娘が日本語補習校に通い始める前は 日本人とのつきあいはけっこう限られていました。ボストンにいた頃は実名と所属先(大学や企業など)とEmailを登録しないと入れない日本人の情報グループがありました。

そのグループについて書いた記事はこちらです。

 

 

ロサンゼルスに引っ越してきてから、こういうタイプのインターネット情報グループや掲示板がないかと探したのですが、匿名性が高いものが多かったです。ちょうどこの頃、日本では2ちゃんねるが盛んになって、2ちゃんねる上にもロサンゼルスに住んでいる人が集っている掲示板がいくつかあったように記憶しています。前の記事にも書いたのですが、ロサンゼルスに来たばかりの頃は日本人の知り合いがほしくていろいろなところに顔を出しました。中には本名を名乗らずオフ会をやっているグループもあったのですが「顔は知っているけど、名前もどこで何をしているのかもわからない人たち」って友達って言えるんでしょうか。今も高校生なんかは名前を出さないでやりとりできるツールを好む子もいますが、そういうツールはたいてい誹謗・中傷とか荒れた状態になりがちですよね。

 

 

数日前にも書いたのですが、大学教授でも匿名になると急にすごい失礼なコメントをしてくる人がいます。

私の近くにいる人はバレバレの状態でも匿名であれば平気で人を貶めることをします。

困ったことにそういう悪意を持った人の妬みでしかない中傷を本気で信じて、悪評が回ってしまうこともあります。

 

娘が日本語補習校に通い始め、日本人のママ友さんができてきた時、娘の幼稚部の先生が「ロサンゼルスの日系社会でうまく立ち回りたかったら絶対、他人の噂話を信じちゃいけないし、噂話をしないこと」と言っていました。その先生はすでに20年くらい日本人のお母さんたちを相手に仕事をしてきたので「変な評判」が回ってしまうことの恐ろしさを知っていたのでしょうね。

 

ちょっとまた「匿名」とか「顔出し」とかについて考えさせられるできごとがあったので、狭い世界で生きていくことのしんどさのようなものを感じました。