この記事は過去に起きた事件をプライバシーの保護もあり、あまりリアルに書くこともできないので、ドラマ仕立てに脚色を加えて書いています。
 
前回にも書いたように、言いたい放題だった義兄嫁の私たち夫婦バッシングは、我が子が生まれ、義母がアメリカに訪ねてくるようになった翌年くらいから勢いがなくなってきました。おそらく義母に作り話をすると私たちに話が回り、嘘がバレると思ったからでしょう。ただ私たち夫婦はアメリカにいて親戚づきあいがほとんどなかったので、親戚のゴシップをこちらに言ってくるようになりました。
 
その親戚ネタというのは「私たちのアメリカの生活はあり得ないからウソに決まっていると親戚が言っている」というものでした。もしかしたら、その話は本当で、親戚の誰かが事情がよくわからなくて言ったのかもしれませんが、誰が聞いても気分のいいものではありませんでした。
 
確かにひと昔前、海外に住んでいる日本人が違法のまま滞在しているとか、職業をごまかしているとか、日本に帰ってから行ってもいない大学を「留学先」として履歴書に書いて就職したなんて話はありました。
 
私より上の年代の人は、スーツケース1つでアメリカに渡り、レストランで皿洗いをしながら生活し、いつしか永住権を獲得し、自分で起業した方もいます。これができたのは今から40年くらい前ではないでしょうか。少なくとも私がアメリカの大学院に来た26−7年前にはもう観光ビザから学生ビザへの切り替えも難しくなっていたし、学生ビザを取るのにも預金残高を提示したり、学校から発行されるI-20がないと入国も難しくなっていました。
 
アメリカに留学する人の数自体は増え続けていたし、知人や親戚に「アメリカ留学経験者」がいる人を見つけるのはそれほど難しくないと思うのですが、義兄家族の周りには留学経験者はほとんどいなかったようです。知り合いの『お医者様』もアメリカに研修に行ったことはあってもアメリカの大学で働いている(またはいた)人は会ったこともなかったそうです。自分の周りにそういう人がいないからと言って、自分の家族が「そんなことできるわけがない」と決めつけるのはなんだかな〜ですよね。
小さい家でしたが、ビバリーヒルズに住んでいたこともありました。
 
それで自分が「義母が話してくれる義弟家族の生活はあり得ない。ウソに決まっている。」と言えないので、親戚がそう言っていると言い出したのですが、その親戚もいい迷惑だったと思います。
 
すごく笑えたのが、私の職場詐称疑惑。
私の勤務大学のTシャツとかグッズってけっこう人気があって、日本でも売っているみたいなんです。それでちょっとレアものの方が喜んでもらえるかなって、ロゴのタイプが変わっているデザインを選んで義兄や孫のお土産に買って義母が持って帰ったら「知り合いの『お医者様』に見せたら、ニセモノだって。」と義兄嫁が言い、その知り合いの『お医者様』は遠い親戚の1人だと言い出したことです。
まあね〜、大学のキャンパスは誰でも入れるし、近所のお店には純正じゃないグッズも売っていたりしますから、たまたまニセモノをお土産に買っちゃう人はいるかもしれませんが、それで私がその大学に勤めているのはウソだ、、、となるのがすごいと思いました。
ちなみに義母と一緒に買ったのは、ちゃんと大学学内のショップで買ったもので、もしどこかの方が「それ ニセモノじゃない?」と言ったとしたら、その人はこの大学に来たことがない人だと思います。すごいんですよ、ウチの大学の品揃え。

 

 

 

 

 

 
 

 

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