娘はアメリカの中学を受験しました。

アメリカの場合、(おそらく全ての州で)高校卒業まで「受験」を経験することなく過ごすことができます。

小中高は自分が住んでいる学区によって、決められていて、特にいい学校区の学校に行きたければ、その学校区に引っ越せばいいのです。

 

娘はたまたま、選考がある競争率の高い小学校に入りました。私の職場から一番近く便利だったので、その学校から同系列(だけど、つながっていない)中学に入るために受験をしたわけです。

 

日本と違って受験日が決まっていて、みんなが一斉に受けるのではなく、共通試験は何回もあり、同じ学年時に3回まで受けられます。もちろん 毎回違う問題ですが、3回受けて 一番いい成績のものを志望校に提出できるシステムになっています。

 

この共通試験もスコアを要求してくる学校と、必要ない学校があり、娘の行っている学校は娘が受験する前はこの試験を受けなくてもよく、また今年度からは廃止になりました。つまり娘と1つ下の代だけが、この試験を受ける必要があったのです。

 

その試験は、会場に行って受けるタイプと、コンピューターセンターに行ってオンラインで受けるタイプがありました。娘は当時(小学校5年の1学期目)まだコンピューターでのオンラインテストの経験がなかったので会場で受けるタイプを選びました。

 

 

会場が家から近かったので、数日前に下見に行きました。当日は夫に運転してもらって、夫婦で送迎しました。

娘はこのテストのために「消えるボールペン」を日本から注文しました。

エッセイ(作文)を書くのに、ボールペンを使わなくてはならず、間違えたら線を引いて直せばいいのですが、消せるボールペンの使用もOKだったので、そのほうがいいと言いました。

 

当日、えんぴつとボールペンを間違えて持ってきていたり、ボールペンも親が渡した1本だけ、という子もいましたが、娘は日本製の筆箱にたくさん消えるボールペンを入れていました。

アメリカの小学校では自分の筆箱を持っていかないところも多いし、テストに備えて ちゃんとペンをそろえるという人はあまりいないようでした。

 

きっと娘が大学受験をする頃は、ほとんどがオンライン型の試験か、共通テストそのものがなくなっている可能性もありますが、またいつかこういうペンを使って試験を受ける日が来るのでしょうか。

 

 

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