今日は 我が子の私立中学受験共通試験、ISEE(Independent School Entrance Exam) の日でした。

夏に日本にいた時に、申し込んでおいたので、家から一番近い試験会場で受けることができました。

試験会場の学校は、ロサンゼルスの中でも最も学費が高い、つまり富裕層の多い私立小中学校です。

一応、先週 娘と二人で場所の確認はしたのですが、その時はゲートが閉まっていたので、中には入れませんでした。

我が家からは車で5分程度なので、早めに着いて ひと安心。

同じクラスの子が、4人も受けに来ていて、緊張もほぐれ、教室へと入って行きました。

 

子供達が連れて行かれたあと、担当者が「親はここに残ってください。」と言いました。

そして業務連絡(迎えの時間など)が終わったあと、その係の人が

「この試験は、中学受験のほんの一部です。そして ほとんどの学校は、この試験の出来の良さで選ぶことはありません。だからお子さんたちにプレッシャーを与えないでください。迎えに来た時、どうだった? どうだった? と矢継早に聞くのではなく、ぎゅーっとハグして、よくやったね、と言ってあげてください。そして結果は、来週の月曜日から水曜日に送られてきますが、できるなら子供には見せないでください。良くても悪くてもこの試験を受けた、その勇気を褒めてあげてください。」と言いました。

 

私は日本で受験をしましたが、親にこんなことを言ってくれたとはとても思えず、またこの人は自分の学校を受験しに来たわけでもない私たちにこんなことを言ってくれるなんて、なんて素晴らしいんだろう、と思いました。

私はその昔、日本の進学塾で英語を教えていたことがありますが、もしまた受験生の親御さんと話すチャンスがあるなら、同じことを言ってあげたいと思いました。

 

そして「この学校はきれいなキャンパスで有名ですが、今日はすぐにキャンパスから出て迎えに来るのもギリギリに来てください。」と言っていました。子供が外を歩いている親を見たら気が散るし、部外者にウロウロされるのは嫌なのでしょう。

 

迎えに行って待つこと20分(我が子のグループは終わるのが遅かったので)

娘はちょっと緊張気味の顔で帰ってきました。

私の顔を見て、ホッとしたのか「ママ〜」と抱きついてきました。思わず「どうだった?」と言いそうになりましたが「お疲れ様」と日本語で言うと、自分から「よくできたと思う。今までで一番できたと思う。」と言っていました。

「よくがんばったね。今日からいっぱい遊べるね。」と言うと「でも明日のバレエのリサイタルの練習しなくちゃ」と言う答え。

こうやってひとつひとつ チャレンジしながら成長していくのですね。

 

それにしてもきれいなキャンパス。ロサンゼルスとは思えない自然がいっぱいの広〜いキャンパスでした。

これが小中学校だって言うのがすごいな〜。

 

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