
12月3日(金)に西日暮里アルハムブラで
いつものレギュラーLIVE💃
今回は初めての試みでオペラとのコラボ
でもここは
スペイン料理とフラメンコを楽しむお店
しかもオペラに馴染みのない方々ばかり
そんな皆様に物語を分かって貰うには・・・
しかもオペラ曲
普通のフラメンコでは表現出来ない
でも
オペラの楽しさを知って欲しい
そんな想いを込めて作りました
でも歌だけだと寝ちゃう
オペラを観たければ劇場に行けば良い
そんな意見もチラホラ
如何に飽きさせないで見て貰えるか・・・
そこが大きな課題でした
フラメンコの知識だけではなく
映画やミュージカルから得た知識を駆使し
ベネチアで観たオペラを思い描きながら
(ベネチアで観たトラヴィアータは
お客様目線をとても大事にしていました)
そして私がCarmenだったらと
20代の頃にイメージしたものも取り入れて
マミ・Carmenを演出・制作
今回は本当に
色々な物を観てきた事
触れてきた事の経験が役に立ちました
フラメンコの知識だけでは
到底作り上げられなかった作品です😅
如何にフランス語の歌をお客様に伝えるか
フランス語の歌の内容を
分かって戴く為には・・・
試行錯誤の振付 演出 構成
衣装早替の為の場繋ぎのナレーションを考え
カルタのシーンの女の子たちや
終曲のホセの台詞も考える
何せオペラの歌は1人だけ
でもここでホセを雇ってしまうと
ただのオペラになってしまう
オペラとフラメンコを融合させるには・・・
でも実はその演出が
自分的にはとても気に入っている
フラメンコ舞踊家の私たちは
その肩書きを肩半分引っ掛け
あとは演技者と言う肩書きを
もう片方の肩に掛けました
でもカメ吉以外 ほとんど未経験者
メルセデス役のコムちゃんは初の台詞
ホセ役のユカちゃんは1人2役をこなし・・・
2人とも緊急事態宣言下にも関わらず
レッスンに通い詰め台詞の練習に勤しみ
どれだけ2人+カメ吉に助けられた事か
頭が下がるばかりです
やっと通して練習出来たのは1週間前
それから自分ソロの部分の振付を考える
でも音が歌が捉え所の無いオペラ曲
電車の中で踊っていましたね〜😆
怒り奮闘の事を身体に押し込み
不安を抱え
どうにか本番を迎えようとした前日に
高校時代の先生からこんなメールが・・・
「いま、ここで」の君を見せてください
ということ。それで十分です。
完璧な舞台を演じてしまうと
今後の伸びしろがなくなり意欲が落ちます。
「今のところ、こんなものかな」
という舞台を期待しています。
思わず涙が溢れました。
好きで演じたCarmenではなかったけれど
作り上げていく上で
この作品に対する想いも生まれ
今後は違う形で
更に練り込み踊り込み
その度に伸びしろを更に広げながら
このCarmenを愛して行けたらと思います
次回はもっとより良い作品となりますように🙏
喧嘩を売られたCarmenは
同じタバコ工場で働く女の首を切ります