《ラボ・アスナロ連続講座39》

 

「福島第一原発事故の被災者の苦悩は終わらない」

―2011年3月11日に起きた東電福島原発事故は何も終わっていない―

 

岸田首相が再稼働した原発10基に加えてさらに7基の原発の再稼働を国が前面に

たって推し進め、更に、原発の運転を60年まで延長をすることを検討すると8月

24日の首相官邸で開いたGX(グリーントランスフォーメーション)実行会議

で発言した。
 東電福島原発事故は、11年経過しても収束もしていない。未だに汚染水の処理

や避難者への保障など終わってはいない。特に、今年1月27日に6人の甲状腺がん

の若者が「甲状腺がんは原発事故の影響」として東電を訴えた「311 子ども甲状

腺がん裁判」は、9月7日に第2回口頭弁論が東京地裁で行われる。9月12日には、

子ども達の命をまもり、被ばくしない権利を求める裁判「子ども脱被ばく裁判」

第4回控訴審が仙台高等裁判所で行われる。その他、自主避難者の住宅問題等々、

たくさんの裁判がおこなわれている。その裁判の弁護団として活躍されている

柳原弁護士から、福島の現状、避難者の現状などをお話ししてもらいます。事故

から11年たった今だからこそ、福島県民は放射能に苦しみながら、今も生きてい

ることを詳しく聞いていきたいと思います。

 

講師 柳原敏夫 弁護士

  市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会共同代表
 「子ども脱被ばく裁判」弁護団
 「3.11子ども甲状腺がん裁判」弁護団

 「避難者追出し裁判」「原発事故避難者住まいの権利裁判」

  弁護団として、活躍している。

 

2022・10/2(日)pm1:30~
資料代500円(事前予約をお願いします)
オープンスペース・アスナロ

(板橋区大谷口上町1-3)
お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎
主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ
TEL03-5995-4230 / FAX03-5926-3308

Mail/sokutei@lab-asunaro.jp  

                       
 

ラボ・アスナロ連続講座38》  原発を知ろう №1
 

 「原発事故を

  なかったことにはさせない」
―福島原発事故から11年、子どもたちを守りたい。

  国がやらないなら私たちでやろう―

 

昨年、ラボ見学にきた中学生が「福島原発事故があった時は

4歳から5歳で何も知らない」という子や「親が原発事故の事

を教えてくれたから知っている」という子がいた。その子た

ちが放射線測定室のラボ見学を希望したのは、授業の中で原

発事故の事を取り上げた教師がいて“原子力って何”“放射能は

体に悪いの”と疑問を持ったからだという。その話を聞いて、

私たち大人が子どもたちの未来を守るためにと言いながら、

福島原発事故の事を知らない若者たちが育っていることは、

大人の責任と感じました。
 当然、「原発事故の事は知っているはずだ」ではなく、もう一度、原発のことを知っていきたいと思い、今回は「内部被ばくとは?」「半減期って何?」「福島の原発は、もう大丈夫なの」等々の疑問を率直に出して、考えていきたいと思います。
 今回の講師は、「反原発出前のお店」の小山貴弓さんです。わかりやすいお話に定評があります。普段の生活の中で耳にする言葉など、わからないことそのままにしないで放射能は私たちの体にどの様な影響を与えるのか、身近な問題として学んでいきましょう。

 

講師 小山貴弓さん
・「反原発出前のお店」事務局兼店員
・「全国小水力利用推進協議会」小水力発電データーベース,事例集編集担当
・「みんなのデーターサイト」設立。昨年9月まで事務局長。
「17都県 放射能測定マップ+読み解き集」編集委員として編集を手掛ける。

2022・6/19(日)pm1:30~
資料代500円(事前予約をお願いします)
オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)
お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎
主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ
TEL03-5995-4230 / FAX03-5926-3308
http://lab-asunaro.jpE-mailsokutei@lab-asunaro .jp