「事故から10年以上経過しても

   影響を及ぼす放射能汚染」

―東電福島原発事故の汚染水の海洋投棄など、原発の問題は山積み。

放射能汚染は私たちの生活に影響ないのか、検証してみよう―

 

 福島原発事故から10年以上経過して、多くの方は“もう事故の影響はない”と

思っているようです。しかし、私達は、放射能汚染の隣で暮らしていることを思い

知らされたことがありました。

 ラボ・アスナロに、ここ3年ほど、公園の空間線量や土壌測定を依頼してくれる

地域があります。毎年の測定結果をもとに、講師の小山さんが分析をしてくれ解

説をしてくれます。さて、今回の公園の土壌検査の結果、前年の検査時より放射

能汚染の数値が高くなっている場所がありました。一つは、公園の真ん中にある

木の根っこを測ったら、全セシウム濃度が298.60㏃/㎏ありました。木の根元は、

10年以上経過しても放射能汚染が高いことがわかりました。また、別の公園の同

じ場所が前年測定時は127.55㏃/㎏が昨年の10月測定では236.72㏃/㎏と汚染が

高くなっていました。これは、新たに土壌を足したためでした。公園をきれいに

しようと土を入れかえたものの、その土が放射能汚染土だったのです。このよう

に私たちの周りでは、放射能汚染が減ってきていると言ってもまだまだ汚染の中

で暮らしていることが多いのです。セシウムボールや汚染水の海洋投棄など問題

は山積みです。まだ、福島原発事故は終わっていません。今回は身の回りの放射

能汚染について共に学習していきましょう。

 

講師 小山貴弓さん

・「反原発出前のお店」事務局兼店員

・「全国小水力利用推進協議会」小水力発電データーベース, 事例集編集担当

・「みんなのデーターサイト」設立。昨年9月まで事務局長。

「17都県 放射能測定マップ+読み解き集」編集委員として編集を手掛ける。

2023・6/25(日)pm1:30~

資料代500円(事前予約をお願いします)

 オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)

 お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎

 主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ

 TEL 03-5995-4230 / FAX 03-5926-3308  

http://lab-asunaro.jp
E-mail:sokutei@lab-asunaro
.jp

 

「福島原発作業員に支えられる収束作業」

     ―原発作業員の真実にせまる―

 

「除染と第1原発で約1年3か月働いた私の積算被ばく線量は7.25ミリシーベルト

でした。法律では、1年50ミリ、5年で100ミリシーベルトが上限と定められ、

東電は年20ミリシーベルトを超えないように管理しています。それからみれば、

十分低い値かもしれませんが、厚生労働省が原発作業での白血病の労災基

準としてあげている年5ミリシーベルトを超えています。2015年、初めて福島第1

原発で作業し白血病に羅病した労働者の労災が認定(あらかぶさん)されまし

たが、原発作業員の労災認定は狭き門です」、これは、今回の講師を務めてい

ただく池田さんのお話です。私たちが知らない所で原発労働者が被ばくしなが

ら働いています。その賃金は、東電の下請け、更に孫請け、ひ孫請けと業者が

入るために、賃金は日給で相当の差がついているという。原発労働者の待遇

は改善されないまま10年以上がたっているのです。福島第一原発事故は現在

も収束はしておらず、廃炉作業は行われているのが現状です。廃炉作業は、

ロボットではなく人間が行っているのです。原発の廃炉作業とはどんなものなか

共に考えていきましょう。

 

講師 池田実さん

・原発関連労働者ユニオン書記長 (元福島原発作業員)

・著書「福島原発作業員の記」

 

2023・3/19(日)pm1:30~

          (資料代500円)

 オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)

 お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎

 主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ

       TEL03-5995-4230 / FAX03-5926-3308

  http://lab-asunaro.jpE-mailsokutei@lab-asunaro.jp