2年前起きた事故の話を書いています。

 

場所はロサンゼルス。

信号は青。右折した時に自転車と衝突。

その後、相手は私を訴えてきました。

 

金額は50万ドル!

 

 

 

 

こういう場合、

どんどんどんどん

「本当は自分が悪者なのかも」と思ってしまう。

 

事故の後の記憶が

「実は私が悪かったのではないか」に

私の中ですり替わって行きました。

 

悪い方に悪い方に。

落ちていく・・・。

 

そんな私に夫は毅然とした態度で

私を引っ張ってくれたのです。

 

 

待ってるだけでは後悔する。

出来る事をやる。

 

 

今回は事故後、訴えられた後、何をしたかを書きます。

 

 

++++++

 

 

 

まず、私も車を傷つけられたので

無料見積もりを書いてもらう為に

車の修理屋さんへ持っていきました。

 

これは事故が起きてなるべく早くが良いと思います。

 

 

相手に払ってもらう事は一切期待していませんが

こちらの「被害」を1つのカードとして持っておきたかった。

 

やったことその1

車の修理見積書を書いてもらう。

 

 

++++++

 

 

そして、LAPD(ロサンゼルス警察)へ行きました。

事故のとき、警察官が書いてくれたコピーを持って

その警察官に会いに行ったのです。

 

外の勤務中で会えませんでした。

館内にいた2人の警官に

事故の事、訴えられてる話をしました。

 

どうすればいいだろう。

まあ、よくあるストーリーだね。

保険会社に任せるしかないよ。

で、いくら請求されたの?

 

50万ドルです。

 

50万ドル?

 

 

 

警察官、首を横にフリフリ

振りまくりです。

どうかしている。

 

相手は大怪我で救急車で運ばれたの?

 

 

いいえ。救急車は3台きたけど

大丈夫って帰りました。

その人は自分で歩いて帰ってました。

 

50万ドルはひどいなとか何とか。

 

それで困ってます。

本当に困っています。

 

困ってるんです!

 

 

 

ちょっと待ってて。

1人が奥へ。

 

 

少しして紙のコピーをポンと裏返して机に置きました。

 

「これは非公式のものだよ」

「当日、現場にいた警官と無線のやりとりが全部記入されている」

「このケースの全てだ」

「ただし・・・わかるね?」と目で合図。

 

目の合図はこんな感じです。

 

その紙は勝手に持ってかえっていい。

手渡しはしない。

それをどう使おうと自由。

ただし、警察は関与しないよ。みたいな。

 

 

夫はサッとそれを取り

中身を見ずに「ありがとうございます」とだけ言いました。

 

行こう。彼らはやれるだけやってくれた。

 

 

駐車場で紙を見ると

秒単位で記録されており

最後に「incident closed」で終わっていました。

「事件は終了した」

 

終了してんじゃんか!!

 

 

 

これがどう役に立つかはわかりません。

そして刑事裁判と民事裁判は別なのです。

 

 

 

やったことその2

ロサンゼルス警察へ行く。

事故現場での無線のやりとりをGet。

思った以上の成果あり。

 

 

++++++

 

 

そして弁護士です。

 

訴えた側、怪我をした方は

「成功報酬」で弁護士がいくらでも無料で書類を作ってきます。

相手の保険会社からお金を取れたら

1/3は診察を受けた病院へ

1/3は弁護士へ

 1/3は本人へ

 

これがルール。

 

不動産の手数料は6%となってるように

事故が起きると、病院弁護士本人3つで3等分がルールです。

 

 

書類を書いて相手に送るだけで

弁護士はもらえる金額の1/3が手に入る。

金額の請求目安は病院の治療費です。

 

本当に大怪我をした人は別として、

(そういう本当の人も沢山います)

 

中には痛くないのに週に3回通わせて

治療費の請求をして「くれる」病院はいくらでもいます。

弁護士おかかえの病院。

 

そういうのは知っていたし

事故=お金が入るという「儲け話」にしている人もいるのは事実。

 

 

ただ、怪我をしていない方、今回私ですが

弁護士を雇うとお金がかかります。

成功報酬ではやってくれません。

 

それでも専門家の話を聞いてみようと

知り合いの弁護士を紹介してもらい

会いに行きました。

 

初回は無料。経験豊富そうな年配の白人でした。

 

場所はスタバです。

今までのいきさつ全て話します。

すると、弁護士は相手の訴え方の話をしました。

先ほど私が書いた3人で1/3ずつ報酬を分け合う方式です。

 

そして、弁護士はこう言いました。

「保険をAAAに入っているなら何も心配はない」

「保険会社に任せなさい」

「多分、こういう場合

3000・3000・3000の9000ドルが相場だ。

弁護士3000

病院3000

そして本人に3000

 

それで終わり。

よくあるケースだよ。

 

50万ドルはブラフであり

最後はこれで手を打ちましょうとなる

心配はない。

 

夫「相手にお金は一銭も与えたく(払いたく)ないんです」

「50万ドルの代わりに9千ドルというのは

特した感じになるけど

それは相手の思う壺だ」

 

わかるよ。ファイトしたいなら

すればいいけれど

弁護士を雇うと高くなる。これにファイトする価値があるかどうか。

 

そのための保険だ。そしてAAAが全てしてくれている。

 

それでも私を雇ってファイトしたいなら

私は貴方のために仕事をするよ。

でもすすめない。私は高いからね。

 

 

私が言える事は1つ。

50万ドルという数字は全く心配しなくていいという事だ。

そして、まだ何かあればいつでも電話してきなさい。

 

 

やったことその3

保険会社とは別に

弁護士の話を聞いてみる。

セカンドオピニオン的な。

そして現実を知る。

 

落とし所というやつなのか。

 

現実はこうなのか。

やはり払うのか。

 

 

++++++++

 

 

そしてAAA保険会社が雇った

今回のケースを担当してくれる弁護士さんに

集めたものと車の見積もり

写真などをメールで送り

 

全て準備して

 

相手が指定してきた「裁判前の話し合い」の日を

待ちました。

 

「日本語通訳」をリクエスト出来るというので

しました。

 

 

ゲームの始まりです。

 

 

 

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