今日もぽかぽか陽気で暖かいと言うより暑かったですね
庭のチューリップが
もうダメだーと言わんばかりに広がりまくり(笑)
さて、
私の闘病が始まったのがちょうど
1年前
同時にかねてより闘病中ではあったムコ殿、年末までは仕事もしていた
娘婿の容態が悪くなってきたのが同じ昨年の1月
私の具合が悪くなりだした頃、
「おかあさん娘に甘えてね」と、婿は自分はさておき、
嫁である娘を私の所に足繁く様子見に送り出してくれていた
40日間のICUから開放された時に聞いた彼の様子は
入院していてもう家に帰れないかも‥と娘
気丈に笑っているのが痛々しくて
あのね、泣いてもいいんだよ
彼の前で笑顔でいられるために泣きなさいというと
崩れるように泣き始めた‥
踏ん張っていろんなこと頑張っているんだなと思うと切なくて、そんな支えてあげたい時に私は入院だなんて!と自分を責めたり
家に帰りたいと言ってる‥と。
まだ朦朧としている私もただ事でないことはわかる
たとえ、一日でも家に帰してあげなさい
本人が希望しているし、心配だろうけど帰してあげてたら良かったと後悔するよ‥と。
私のお見舞いは良いから、すこしでも長く寄り添ってねと
それから娘は自宅で使う電動ベッドを購入して、在宅看護をしてくれるお医者様を見つけて万全な体制で婿を迎え入れた‥
たった2日だったけど
家族3人で過ごせた大切な2日間
事態が急変して腹水がたまりだしたので
また病院に舞い戻る結果となったけどかけがえのない大切な2日間
その数日後、真夜中に電話がなった‥私は個室なので電話は受けることができる‥
ママ‥、今だった‥って
真夜中に彼は旅立った‥
娘は覚悟していたのもあったけど、おそらく信じられなくてだと思うけどしっかりした口調だった
丁度その日はお彼岸
真夜中の知らせから眠れなくなりただひたすら泣いていると
私の体勢を変える時間(寝返りも一人でできないときだったので)真夜中の2時に看護師さんが一人やってきた
しかも、かねてから婿の容態の悪さをこぼしていた彼女だったから
私も彼女に今だったそうです‥と告げて
自分で泣けて震えるのもわかった
するとそっと手を添えて、もう片手は背中を擦ってくださり落ち着くまで部屋で話をして過ごしてくださって‥
ごめんなさいね、個人的なことに看護師さんを独り占めにして‥というと
私は終末期医療にも携わっていてご家族とよくお話をすることもあるので構いませんよ‥と。
一日遅かったら私がなくなっていたかもしれないのに、婿まで‥と思ったら、神さま私と替えてくださっても構わない‥
若い人を救ってあげて‥と思ったり。
結婚式の前撮りのことや、孫が生まれたその日にガラス越しでその場から離れずにずっと撮影していた彼の姿を思い出し(走馬灯のように‥というのはこの事を言うのだと感じたり)
また泣けて‥と
そうこうしているうちにすっかり夜も明けて
目も腫れ寝不足で朝の回診を受けることに‥
すると、既に話は主治医に伝わっており、
「気持ちはわかるけど
あなたは助かったんだから彼の分まで生きないと!生かされたんだからね!」
と叱咤‥ ショボン
そうだね、婿がなくなり、私まで亡くなっていたら‥
娘の精神状態を考えたらしっかりしないと‥とそこで少し前を向くことが出来た
お通話もお葬式も行けなくて
ただ病室で情けなく過ごし
孫が寂しがるといけないと思い
曼荼羅ドットの講師のメンバーや孫を知っている友人たちに
お願いだから百均でもスーパーでも何でも良いので、
折り紙や塗り絵をもって行ってもらえないかとお願いしたら
皆快く引き受けてくれて、私の代わりに孫に声かけに行ってくださっていた
本当に感謝してもしきれないほどお世話になった
孫は最初なかなか事実を受け入れられず涙も見せなかったと聞かされたので、心が壊れるのではないかととても心配した
お通話ではママの背中をさすっていたとけなげだ。
ようやくお葬式で、棺とお別れする頃に事態を受け止めて大泣きしていたときき、こんな中でもホッとした。凍りついた心も感情がでてきたことに‥
次女もすぐに駆けつけてくれて
すべてのことを滞りなくしてくれて頼りになる娘たちだ‥
私は過去、7人の両親や叔父叔母を看取ってきてお葬式も仕切ってきた経験上、
娘たちもそのノウハウは刷り込まれていたのだろう
落ち度なくすべてが終わったとの報告はお葬式から程なくして聞こえてきた
夏の初盆は退院してすぐだったけど、初めて参加できてお葬式に行けなかったお詫びと娘と孫を見守ってねと伝えて
本日一年忌を迎えた
あっという間の一年だった
お彼岸に旅立った彼はきっと、ご先祖様方が良い所に連れて行ってくれたに違いない
今日は土曜日に引き寄せてしたけれど、けして忘れることのないお彼岸
お寺の先生も、いいお話を聞かせて下さった
まだ早い36歳‥これからだったのに‥
その分私は長くなくても太く短く
中身の濃いものにして
残された二人を見守るからねと心に誓い
改めて【生きる】について
深く考える1日だった
私のお気に入りの音叉
場の空気を変えたり
気を改めたい時使っています