2016年夏の観劇 宙組『エリザベート』&星組『桜華に舞え』 | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

 遅ればせながらの宝塚観劇記。この夏は宙組宙『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』星組星トップ北翔海莉退団公演 『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』観て来ました。

 

8月のある日…、ランチと観劇はいつも一緒のSお姉さん音譜

 観劇前の冷たい一杯ビール

 

 

 ビールには焼き餃子餃子

一応、女子であり、歌劇を見る時は「乙女まりめっこ」になる私達。しかし、今日のランチは完全にオッサン化していますオヤジ 悪

 

とどめはこちらこれ↓

 酢豚定食。

大変美味しゅうございました幸せ

 

 

この日の舞台は宙組宙


三井住友VISAミュージカルエリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』

ウィーンで誕生したミュージカル「エリザベート」は、黄泉の帝王トート(死)を主役に置き、皇女エリザベートの愛を巡る独創的なストーリーと美しい旋律、豪華な衣装で彩られたミュージカル。日本初演の1996年から何度も再演を重ねる人気作品です。初演から20年か…。私、初演も観てるんですよね。おまけに、ドイツのESSENにも観に行きましたドイツ。それくらい思い入れのある大好きな作品です。期待度は高いのですが、今回はその期待の高さが裏目に出てしまい少々残念な『エリザベート』でした。そう、イマイチでした。宙組…、やはり私にとっては捨て組(公演を見ない組)です。

 今まで、いろんな組の『エリザベート』観て来ました。魅惑のポスターにも見惚れてました。黄泉の帝王トート閣下にゾクゾクしキャー、エリザベート役の娘役にうっとりハート。。けれど、今回は…、何も感じない叫び

 

 肝心の舞台ですが、前半から寝てしまいました。ゾフィー役は純矢 ちとせ。彼女は新人のころ、可愛い男役でした。立派な上級生に成長し、ゾフィーという大役をこなすようになったこと、感無量です。エリザベートの父親役:悠真 倫 も落ち着いた貫禄で良かったです。エルマー役は桜木 みなと、シュテファン役の澄輝 さやとが今回の大きな収穫でした。主役の朝夏まなと、実咲 凜音、真風 涼帆、愛月 ひかるは…ガックリ・・・、まぁ、すでに今になってしまうと記憶にほとんど残っていないのです。

 

 

9月の観劇は…星組星 北翔海莉退団公演

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グランステージ『桜華に舞え』-SAMURAI The FINAL-作・演出/齋藤 吉正

 幕末の動乱期に雄大な桜島がそびえる薩摩藩の貧しい城下士の家に生まれ、人並みはずれた度胸と剣の腕で、明治維新の立役者の一人ともなった桐野利秋。明治新政府では陸軍少将に任じられながらも、敬愛する西郷隆盛と共に下野し、“避けられぬ宿命”西南戦争へと身を投じて行く。彼が命を賭けて守り抜こうとしたものは果たして何だったのか……。会津藩との戦いの最中に出会った娘との恋や、苦楽を共にしてきた薩摩兵児達との友情、そして対立を交え、“真心”を持ち、己の“義”に真っ直ぐに生きた最後の侍の生き様を描き出します。(
 
IMG_20161013_224057505.jpg 登場人物が描かれた緞帳からは明治の風を感じます。
 この作品は、宝塚を去る星組トップ北翔海莉の宝塚人生が凝縮された素晴らしい作品でした。台詞のひと言ひと言に、苦労人北翔海莉のトップへのいばらの道と、それを乗り越えた強さ、流した涙を感じます。彼女の人となりを察することが出来ます。辛さを知っているから人に親切にできる…。北翔の生き様が伝わり感動です。それに、芝居が上手い!歌える!宝塚はこうでなきゃ!!
 この作品を通し、明治維新、西南戦争、薩摩という国にとても興味が持てました。この時代の事をもっと知りたい、そう思わずにいられません。この時代を築いた先人達の血と涙と情熱が今の日本を作っているのだと思うと、日本人として近代日本史をきちんと勉強しておきたいと思うのです本
 ラストは想像できたものの、その悲劇に涙なしでは観れません。宝塚らしい、宝塚を知るものにしか分からない退団公演の意味合いが多く含まれた作品でした。宝塚の良さが凝縮された作品なのです。北翔海莉、愛称:みっちゃん、ありがとう。
 
 

お芝居とショーの間は、約30分の幕間(休憩時間)があります。

 

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さて、ショーの始まりです。

ロマンチック・レビュー『ロマンス!! (Romance)』作・演出/岡田 敬二
 宝塚レビューの伝統である、華やかで美しく香り高い世界を描いた、ロマンチック・レビュー・シリーズ第19作品目。星組トップスター・北翔海莉の定評ある歌唱力を存分に活かし、宝塚歌劇の永遠のテーマでもあるロマンチックな“愛の世界”をバラエティー豊かにお届け致します(公式HPより)。   

  岡田先生のロマンチック・レビュー・シリーズ、私は2作目の『ジュテーム』から観ています。『ジュテーム』は好きなのですが、どの作品もまったり感満載。衣装のセンスとパステル調の色づかい、ワルツ調のメロディー、突然出てくるロックな場面…、かなりクラシカルというか昭和チックな演出はちょっとニガテ。ショーには『ジュテーム』の中の、なーちゃん(大浦みずき)の「初恋」に似た場面があったのでドキッとしました。あの「初恋」は、絶対になーちゃんとひとちゃん(若葉ひろみ)のもの、宝塚至宝の名場面です。「再演」でなく「似てるもの」で良かった。

 残念だったのは、燕尾や大階段の場面。とにかくバラバラ。大浦みずき全盛期の黒燕尾やダンスを観ているので本当に残念。踊れなくても良いのです。決めるところをきちんと決めて欲しい。キザルところを思いっきりキザッて欲しいのです。

 今となればショーの記憶も遠のいてますが、北翔海莉の素晴らしい歌声と貫録には圧倒されました。北翔の舞台は今回で見納めです。実力のあるトップだけにどの場面も心行くまで堪能できました。笑いのセンスもあります。何よりも優しいお人柄がにじむ温かい舞台の数々でした。みっちゃん、本当にありがとう。

 

 この日、終演後にhua媽媽と合流。久々の「熟女の会生ビール」です。そう、いつもの女将さんのお店へ直行提灯

お酒の美味しいお店

新鮮なお造り刺身、秋刀魚の塩焼きさんま、キュウリとハムのサラダサラダ、焼肉お肉、エビフライエビフライ、出し巻き卵たまご焼き…、美味しいものおたくさん食べて、楽しいおしゃべりをいっぱいしてきました。話題は勿論、大好きな宝塚と台湾話。いつか、皆で台湾ゆけると良いですね。行きましょうよ~。

 

 宝塚の舞台、台湾話、美味しい料理に素敵な友…、これ以上の贅沢と至福はありません。2016年の暑い夏は更けてゆきます。楽しい時間に感謝をこめて「ありがとう」の言葉を捧げます。

 

 

 さて、すっかり朝晩は肌寒さを感じる今日この頃です。時の経つのは早いもの。この週末、皆さんは何をされますか??どうか素敵な時間をお過ごしください。私は仕事の課題に明け暮れそうです。

你們愉快週末クラッカー