遅ればせながらの宝塚観劇記。この夏は宙組『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』と星組トップ北翔海莉退団公演 『桜華に舞え』『ロマンス!!(Romance)』観て来ました。
8月のある日…、ランチと観劇はいつも一緒のSお姉さん
一応、女子であり、歌劇を見る時は「乙女」になる私達。しかし、今日のランチは完全にオッサン化しています 。
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大変美味しゅうございました。
この日の舞台は宙組
三井住友VISAミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
ウィーンで誕生したミュージカル「エリザベート」は、黄泉の帝王トート(死)を主役に置き、皇女エリザベートの愛を巡る独創的なストーリーと美しい旋律、豪華な衣装で彩られたミュージカル。日本初演の1996年から何度も再演を重ねる人気作品です。初演から20年か…。私、初演も観てるんですよね。おまけに、ドイツのESSENにも観に行きました。それくらい思い入れのある大好きな作品です。期待度は高いのですが、今回はその期待の高さが裏目に出てしまい少々残念な『エリザベート』でした。そう、イマイチでした。宙組…、やはり私にとっては捨て組(公演を見ない組)です。
今まで、いろんな組の『エリザベート』観て来ました。魅惑のポスターにも見惚れてました。黄泉の帝王トート閣下にゾクゾクし、エリザベート役の娘役にうっとり。けれど、今回は…、何も感じない。
肝心の舞台ですが、前半から寝てしまいました。ゾフィー役は純矢 ちとせ。彼女は新人のころ、可愛い男役でした。立派な上級生に成長し、ゾフィーという大役をこなすようになったこと、感無量です。エリザベートの父親役:悠真 倫 も落ち着いた貫禄で良かったです。エルマー役は桜木 みなと、シュテファン役の澄輝 さやとが今回の大きな収穫でした。主役の朝夏まなと、実咲 凜音、真風 涼帆、愛月 ひかるは…、まぁ、すでに今になってしまうと記憶にほとんど残っていないのです。
9月の観劇は…星組 北翔海莉退団公演
グランステージ『桜華に舞え』-SAMURAI The FINAL-作・演出/齋藤 吉正
お芝居とショーの間は、約30分の幕間(休憩時間)があります。
さて、ショーの始まりです。
ロマンチック・レビュー『ロマンス!! (Romance)』作・演出/岡田 敬二
宝塚レビューの伝統である、華やかで美しく香り高い世界を描いた、ロマンチック・レビュー・シリーズ第19作品目。星組トップスター・北翔海莉の定評ある歌唱力を存分に活かし、宝塚歌劇の永遠のテーマでもあるロマンチックな“愛の世界”をバラエティー豊かにお届け致します(公式HPより)。
岡田先生のロマンチック・レビュー・シリーズ、私は2作目の『ジュテーム』から観ています。『ジュテーム』は好きなのですが、どの作品もまったり感満載。衣装のセンスとパステル調の色づかい、ワルツ調のメロディー、突然出てくるロックな場面…、かなりクラシカルというか昭和チックな演出はちょっとニガテ。ショーには『ジュテーム』の中の、なーちゃん(大浦みずき)の「初恋」に似た場面があったのでドキッとしました。あの「初恋」は、絶対になーちゃんとひとちゃん(若葉ひろみ)のもの、宝塚至宝の名場面です。「再演」でなく「似てるもの」で良かった。
残念だったのは、燕尾や大階段の場面。とにかくバラバラ。大浦みずき全盛期の黒燕尾やダンスを観ているので本当に残念。踊れなくても良いのです。決めるところをきちんと決めて欲しい。キザルところを思いっきりキザッて欲しいのです。
今となればショーの記憶も遠のいてますが、北翔海莉の素晴らしい歌声と貫録には圧倒されました。北翔の舞台は今回で見納めです。実力のあるトップだけにどの場面も心行くまで堪能できました。笑いのセンスもあります。何よりも優しいお人柄がにじむ温かい舞台の数々でした。みっちゃん、本当にありがとう。
この日、終演後にhua媽媽と合流。久々の「熟女の会」です。そう、いつもの女将さんのお店へ直行。
新鮮なお造り、秋刀魚の塩焼き、キュウリとハムのサラダ、焼肉、エビフライ、出し巻き卵…、美味しいものおたくさん食べて、楽しいおしゃべりをいっぱいしてきました。話題は勿論、大好きな宝塚と台湾話。いつか、皆で台湾ゆけると良いですね。行きましょうよ~。
宝塚の舞台、台湾話、美味しい料理に素敵な友…、これ以上の贅沢と至福はありません。2016年の暑い夏は更けてゆきます。楽しい時間に感謝をこめて「ありがとう」の言葉を捧げます。
さて、すっかり朝晩は肌寒さを感じる今日この頃です。時の経つのは早いもの。この週末、皆さんは何をされますか??どうか素敵な時間をお過ごしください。私は仕事の課題に明け暮れそうです。
祝你們有個愉快的週末。