12度目の台湾旅行 2015年12月18日~20日 2日目 その4 喜峰街夜市で晩餐 | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

 18時過ぎに高雄へ戻った後は、お楽しみの晩ご飯です。車を駐車場に止め、某站からKMRTで高雄站に向かいます。この某站周囲も面白いです。観光地と無縁な場所で、そこに住む人の暮らしを感じます。集合住宅の窓から漏れる灯り、病院の入り口、人通りの少ない交差点…、日常感が漂って安堵の気持ちになります。

 さて、目指すのは、「喜峰街夜市」。高雄站を越えた北側にある夜市です。昔はとても賑やかな場所でしたが発展の途中で衰微した場所。今は地元の人しか行かない小さな店しかない所だそうです。また、高雄站を越えて北エリアへ行ったことがなかったのでとても楽しみです。

まずは高雄車站。さて、ここからどうやって大きな駅舎を越えて北側エリアへ行く??
これです
これ↓
 改札口で「前後站通行券」を発行してもらい、そのまま校内へ。

 北側出入り口からでます。この「前後站通行券」は、改札口でもらえます。ひとりでなら絶対越えられない高雄車站の横断方法でした。

 高雄車站の北側出入口、すごく庶民的でびっくり。台湾第二の都市高雄のメインステーションとは思えないくらいのローカル色豊かな場所です。衣料品店、アクセサリーのお店…、仕事帰りの人たちがフラッと立ち寄って買い物して行くお店が軒を並べてます。ガイドブックに載っていない高雄、まさに住むように旅が出来ます。

 華やかなネオン街や賑やかな人通りではないけれど、遠くに灯りが見えます。そこが喜峰街夜市。 高雄車站の北側出入口から徒歩7~8分で到着。
喜峰街夜市 


画像右手に「羊肉」の文字。高雄の岡山地区は羊肉が有名。羊か~羊。日本でもあまり食べたことがないので何とも言えない。いつか台湾で食べるとしましょう。
喜峰街夜市 この「魚」偏の漢字二文字、これはいったいなんでしょう??這是什麼意味? 這個怎麼讀?

 



 夜市によっては観光的要素を多く持つものと、そうでないものがあります。ここは、完全な庶民の台所。台湾の食文化を感じます。
喜峰街夜市 
 


あ~、兄ちゃん、邪魔やん~(笑)。お店の前で何にしようか迷っていたら、こんな風に次から次へとお客さんが来ます。ここは、食材を油で揚げてくれるお店。最初にかごの中に欲しいものを1個ずつ入れます。1個じゃ足りないやん~!と思ってたら、その具材の定量をお店の人がちゃんと入れてくれます。つまり、最初の1個は「これ注文しまーす」という意味なんです。
喜峰街夜市 

これらを、油で揚げてくれます(画像はほんの一部です)。
喜峰街夜市好きな素材を選ぶと、「辛さは?」「ニンニクは?」と聞いてくれます。この具材、面白いです。ベビーコーンや、ブロッコリーなど、日本ではあまり揚げないものもあります。茹で卵もそうですよね。

このピーマンのデカさに驚き!!日本の2.5倍はあります。
喜峰街夜市 んんん?きゅうりきゅうりもピーマンも揚げるのピーマン??ピーマンはまだしもきゅうり揚げる?マジ??
 

鶏肉と、芋頭(タロ芋)を選んでみました。芋頭は、デザートでしか食べたことがないので興味津々。

喜峰街夜市

 これ!
辛めの味付けにニンニクパウダーを効かせてもらいました。とても美味しい。日本でニンニクを食べるときは、翌日の仕事や誰に会うかによって躊躇したり、食べるのを避けますが台湾ではどうなのでしょう?



今日の晩御飯は、こちら美味しいスープを飲みたかったのです。私は日本でもスープや汁物を飲む機会が少ないのですが、台湾の食文化でスープの占める位置は大きそうなので、一度ちゃんとしたスープが食べたかったのです。
喜峰街夜市 「張記排骨酥」 の排骨酥湯。澄んだスープの下には煮込まれた排骨(páigǔ)、そして大きな冬瓜、表面の香菜(xiāngcài)が色鮮やかでとても美味しそう。器は、熱いを通り過ぎて危険なほど熱いので、直接触らなくても良いようにカップソーサーの上に乗ってます。


アツアツの湯気の下から出てきたのが排骨
喜峰街夜市 台湾の排骨、ベースとなってるスパイスは何だろう??この味そのものがとても好き。スープは、油っこくんく、コクがあります。薬っぽいわけではないけれど、体に良さそう!疲れに効く!という気がします。

 喜峰街夜市 冬瓜。味は大根みたい。でも、食感がしっかりしている。ホクホクしてる感じで美味しい。




 喜峰街夜市 これは、Sさんの。蓮子豬肚だと思います。かなり漢方が効いてるように言ってた気がする…。

食べた後にはお勘定。台湾華語でお勘定に挑戦。最初はちょっと通じず、「????」でしたが何とか支払完了。そのやり取りを見ていたSさんと店員さん(「テレビで中国語」でやってた“服務員”は台湾では100%使いません)は、台湾語で談笑。台湾語の会話、いいな~。南部に来たという雰囲気満載です。


さて、次はちょっと歩いて別の夜市へ行きます。途中でこんな面白いものを見つけました。
 水販売機 水を浄化してくれるマシーン??台北にこんなのあったっけ??初めてみました。

麥飯石 ⇒ 麦飯(むぎめし)石??麥飯石是什麼?天然水の事??
竹炭水 ⇒ 竹炭で濾過した水
鹸性水 ⇒ アルカリ水 (鹸性電解水:アルカリイオン水とは違うのか?)
水素水 ⇒ 日本でもお馴染みの水素水ね
浄化方法によってお値段が違うのも面白い。


さて到着。
ここも地元の人ばかり。「喜峰街夜市」とは異なる雰囲気。道路が封鎖されてないのでエキサイティングで賑やか。看板のネオンのキラキラです。ここを見ると、街の発展と衰微という場所の違いが良く分かります。


バイクがたくさん。そういえば自転車って見かけないな~。 

 


看板も賑やか 

 
sei Sさん流の美味しいお店の見つけ方講座 sei
1店構えが古くて年期が入ってる!
2メニューが少ない!
3作り置きしすぎてない!(←多分こんな風なこと言ってたかと)
2は思い付かなかったな~。あれこれ手広く作るよりも、「売り」のメニューで勝負する!!ということのようです。
皆さんも今後のご参考に


水餃子のお店に入りました。
IMG_20160109_145429036.jpg 水餃子、日本では「おかず」として食べますが、台湾では「主食」です。
怎麼??答えは簡単。「小麦粉で出来てるから」だそうです。その答えに反論は出来ない。でも、やっぱりご飯と食べたいのが日本人。台湾では「水餃子+炒飯」というコンビはないそうです。ちょっと、いいえ、かなり驚きました。日本で有名な餃子のチェーン店、 王将 餃子の王将「餃子定食(焼き餃子+炒飯)」がどれだけ美味しいか。まぁ、日本でも、「お好み焼き定食(お好み焼き+ごはん)」は関東ではありえない一品だとか。関西人の私は全然平気です。

 餃子 Sさんの水餃子の美味しい食べ方講座 餃子
1まずはそのまま食べて素材そのものを味わう
2お醤油のタレを付けて食べる
3最後にタレにラー油を加えて食べるラー油
最初からラー油を付けると、どうもこうも取り返しがつかないからだそうです。
食へのこだわりを流暢な日本語で説明してくれました。

 この食べ方で食べた水餃子はとても美味しかったです。皮が厚くてモチモチ、ボリューム満点で美味しかったです。この皮の厚さ、「主食」といわれのが分かります。、日本の水餃子の皮は薄いですから。台湾の水餃子は、中身の具材よりも皮で勝負の気がします。


果物屋さんにも寄ってみました。日本にない果物ないかな?えっ?これ何 ?IMG_20160109_145430773.jpg 「鳳梨釈迦」??単純に「鳳梨」+「釈迦」と考えて良い??私は釈迦自体を食べたことがないのですごく魅力的!!食べてみたい!!ところが、今すぐ食べるにはちょっと早いようです。あと2~3日が食べごろだそうです。この積み上げられた鳳梨釈迦の中から食べごろを探してくれたのですが、残念ながら見つかりませんでした。またの機会のお楽しみに取っておきましょう。でも残念

 美味しいものをたくさん頂いて2日目の夜は更けてゆきます。今日は朝からお付き合いくださったSさんとは美麗島站でお別れです。本当にお疲れだったと思います。本当に感謝しています。そして、明日もお世話になるのです。本当にありがたいです。

では、2日目はこの辺りで終わりです。
3日目は次回にアップです。

では~。