雪組公演『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ』観て来ました | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

 8月17日(月)まで宝塚大劇場で公演中の宝塚歌劇団雪組公演雪『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ』観て来ました。観劇は、いつものSお姉さんと一緒です。平日15時の部にも関わらず、大劇場は大混雑です。101年目の新たな年、これからの宝塚歌劇団への期待は大きいです。


まず目に入ったのは、このポスターキラハート
第二回台湾公演ポスター 第二回宝塚歌劇団台湾公演ポスターキラキラ


  8月20日の千秋楽は、日本の映画館でも生中継されます。
http://liveviewing.jp/contents/hanagumi-taiwan/

7月20日には、神戸港から台湾へ向けて舞台道具が積み込まれました船
どこの港へ行くのでしょうか?基隆港でしょうか??
台湾の皆さん、よろしくお願いしますね。
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201507/0008227663.shtml

そして、5日には、花組選抜メンバーが渡台飛行機
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20150805-OHT1T50079.html
http://japan.cna.com.tw/news/aart/201508050007.aspx

公演の成功とともに、これからも日台の友情の懸け橋となりますように。「第三回…」 「第四回…」と続きますように…祈る人。「第三回…」は観に行きたいな~



 さて、本日の観劇話に、戻します。
日本物に定評のある雪組雪です。なんとも夏らしい涼しげなポスターでしょう。すでに観劇した台湾好きだけど台湾明星に関心のない、でもサマソニ五月天に参戦…(長いので途中略)9月2日が出産予定日のSさんから「ハンカチ必須の号泣もん」という情報は得てます。楽しみです。
 星逢一夜 


劇場正面左サイドでは、主題歌がピアノ演奏されていますピアノ
 無人ですが、機械操作で鍵盤が動いていますピアノ。宝塚歌劇団の主題歌、名曲揃いです。


劇場正面右サイドは、大きなフラワーアレンジメント薔薇。こちらも夏仕様のようです。今回のポスターとマッチして綺麗です。
  


 劇場内には、VISA JAPAN イメージキャラクター 宝塚歌劇団花組トップスター花明日海りおが笑顔で迎えてくれます。綺麗で繊細な方です。ほんと、綺麗~。みりお(明日海りおの愛称)、台湾で加油ですよ星!!。

 舞台花道には、江戸時代の山並みがセットされてます月夜。今回は、18列目の舞台下手(読み方:しもて)※観客席 から舞台を見て左手が下手、 右が上手(読み方:かみて) 
  
ミュージカル・ノスタルジー
『星逢一夜(ほしあいひとよ)』
作・演出/上田 久美子
  時は江戸中期、徳川吉宗の治世。とある藩で起きた叛乱を背景に、藩主の子息、天野晴興(あまのはるおき)と身分なき娘、泉(せん)の恋を、烈しく哀切に描きだす。
江戸から遠く離れた九州の緑深き里、山々に囲まれた三日月藩の小さな空を見上げ、天文学に夢中になる少年晴興(幼名 紀之介(きのすけ))は、里の娘、泉やその幼馴染の源太と一緒に星観(ほしみ)の櫓(やぐら)を組みあげて、星探しに明け暮れる日々。晴興は、二人と身分を超えて友情を育むが、少年時代が終わりを告げるころ、別れは突然訪れる。遠い江戸で将軍吉宗に伺候することになった晴興。晴興を思い続ける泉と、泉に心寄せる源太。彼らには思うままにならぬ運命が待ち受けていた。大人になった三人の関係は、巡る星々のもと、目に見えぬ力によって変貌させられて……。
江戸での晴興の躍進は、はからずも三日月の領民らの困窮を招いてゆく。ついに起きた叛乱の中で、晴興と泉、源太の愛は、哀しく鮮烈な軌跡を描いて、破局へと向かい始める。
この公演は、演出家・上田久美子の宝塚大劇場デビュー作となります。(公式HPより)


 詳細はこちらから… 「公演解説」からは人物相関図や作品解説も覗けます。フォトギャラリーも参考下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2015/hoshiaihitoyo/index.html

 宝塚の作品の場合、子役は、新人が演じます。今回は、子役時代から本役の早霧せいな咲妃 みゆ望海 風斗が演じます。早霧、綺麗な男役です。目鼻立ちが通り、爽やかです。人里離れた九州の小さい藩の藩主の息子とは思えないくらいです。今回の、一番の感想は、組子みんなの芝居が上手いこと!!昔から「芝居の雪組雪といわれた伝統が引き継がれています。台詞にはないけれど、言うに言えない子供心の恋、悲しい別離、離れていても想う心…、そして再会、生きる場所が違う人生…、そんな物語の全てが芝居の間や所作の中から伝わります。
 雪組トップスター早霧せいなの相手役でもあり娘役トップ咲妃みゆは、芝居が上手いと思います。でも、源太(望海 風斗と結婚した後の芝居は、あまりにも暗く地味な気がします。早霧演じる天野紀之介(のちの晴興)との場面はとても良いのですが…。あのまま、最後の場面で、二人で逃げることが出来たなら、愛する晴興と慎ましくも幸せな人生が送れたのかもしれません。でも、母である女性にそんなことが出来るはずありません。子供たちの「おかあちゃん」の声は、観てる私たちの願ってはならない願いを切り裂き、現実に戻します。晴興と共に生きる道はないのだと…。
 源太役の望海 風斗、芝居は完璧です。全部わかってる、泉(咲妃 みゆの気持ちも、そして、なぜ晴興(早霧が冷酷になったのか、なぜ帰って来たのか、民を思う本当の気持ちも子供時代と変わらぬものがあることも、そして、なぜ、自分が晴興に切られねばならなうのか…。源太って凄く懐の大きな人だと思います。懐が大きい故に悲しい男の生き様も伝わります。それを客席に伝えた望海 風斗、凄い人材が雪組にいます。
 徳川吉宗の姪:貴姫を演じり大湖せしる、相変わらず綺麗~。でも、晴興との場面が少なく、二人の関係が良く分かりません。推測するに、晴興のことが心底好きだったのだと思うのですが…。
 専科の英真なおきさん、 梨花 ますみ (黒木瞳、真矢みき、涼風真世と同期)はじめ、舞咲りん、奏乃はると、早花まこがいい味出してます。初舞台生の可愛い可愛い早花まこちゃんが、こんなに立派な女役に成長したのね。感慨無量です。連城まこと、香綾しずる、朝風れい、此花 いの莉がいい役者に育ちました。雪組、安泰ですイエーイピース。次世代の雪組を担う彩凪翔、彩風咲奈、月城かなとはイマイチ良く分かりませんでした。

 この芝居、ラストが凄まじくて強烈です。凄い演出です。もう号泣というか、涙が止まりません。どわーーーっと涙が押し寄せるのです。これだけ泣いたのはいつから??あ・・・、思い出した。おじさんのお葬式の時以来だ、そんなことを思いながらも涙は止まりません。それほどまでに琴線に響く演出でした。誰も子供の頃の無邪気な心でいたかった、誰とでも手を繋ぎ大地を走り、星を追いかけて生きてゆきたかった。大きくなると共に失くしていった、手放してしまった大切な宝物、そんな思いが舞台の上に甦ったのです。素晴らしい作品でした。

 

 さて、次はこちらです。
  バイレ・ロマンティコ
『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
作・演出/齋藤 吉正
どこまでも続くエメラルドの海をバックに繰り広げられる、情熱の愛と夢の数々を描いたラテン・ショー。早霧せいなが体現する“情熱”をテーマに、極彩色に彩られたロマンティックなステージをお届けします。(公式HPより)

 エメラルド色の豪華なセット。夏の暑さをブッ飛ばしてくれそうです羽ばたけ!。ショーは、勢いがあっていきつく暇もありません。とにかく賑やか、ド派手に展開します。しっとりする場面がなかったような気がします。夏ならではの作品です。ショーは、望海 風斗が盛り上げます。とにかく、歌が上手い!!上手いんです!!でも、決して出しゃばらず、がならず、他の組子やトップの早霧せいなを盛り上げます。ここで望海 風斗がでしゃばった歌い方、オレ様な歌い方をすると、組の統率というかバランスが崩れます。色んなことが分かってる人なんだと思います。約束された未来のため、着実な土台造りをしてるんですね。
 レーサーとクイーンの場面、宝塚ではよくあるパターンです。この場面、どの組の誰がやっても好きになれません。バスケのシーンとかも苦手な部類です。
 ショーで目を引いたのは、芝居同様舞咲りん!上級生中の上級生ですが、昔と変わらず、キュートでコケティッシュ、そして小悪魔小悪魔な女王様です。ヒメ(舞咲りんの愛称)、全力でぶつかってます。どんな場面でも手を抜かない、小技をきかす…、けっして悪目立しせずふざけ過ぎない役者魂があります。ヒメ、いつまでもヒメの個性を舞台で楽しませてください。ヒメのダンス、ステップ、表情、視線、全部大好きですから❤×2
 ショーは、55分。あっという間でした。大階段下りに、銀橋パレード、トップスター早霧せいなの豪華な羽根衣装にナイアガラと呼ばれる羽根の装飾。豪華絢爛な宝塚の世界です。宝塚はひと時の夢、けれど、宝塚の世界に出会えたことは、人生に彩りと夢々しさを与えてくれますキラハート。宝塚のある我が人生、共に語れる友人の存在は、私を喜びの世界へと導いてくれます★+.゜

 さて、観劇後はいつもの「熟女の会」です。今日は、Sお姉さんと二人会。めちゃくちゃビールが飲みたいですビール ビール。いつもの女将さんのお店ちょうちんへと急いだのですが、あいにく今日は定休日。もうこの曜日の観劇はしないでおこう。女将さんに会えないのは淋しいです。ということで、「熟女の会」はいつもの店の別館である、某所で開催です焼き鳥

続きはまた今度…ビール
毎日暑くて…、毎日ビールが恋しくて…
みなさん、暑さに負けず楽しい夏をお過ごしください。
くれぐれも「爆肝」にはご用心を!!