3日目の朝、そう、私はあと数時間で高雄から帰国の途へ着かねばなりません
。
Jia さ ん は、まだ寝ているので、私は、そ~っとお出かけします。
高雄は2度目…、ある場所を目指します。見覚えのある風景に、懐かしさと安堵感を感じます。
ただ今8時過ぎ。高雄のシンボル、高雄で一番ノッポビル
「高帝士85 ビル 」 (378m) が見えます。このビルにはまだ登ったことがありません。次回の楽しみに取っておきます
。でも、展望台まで行くにはややこしいと聞いたことがあります。
Xmas
とお正月
がミックスです。台湾では、旧正月前までXmasの飾りがそのままだとか…。何か変な気分です。というか、今日は、1月2日。お正月気分は全く感じません。街の中も普段と同じ光景。お正月を感じる飾りは見当たりません。至って変わらぬ日常がそこにあります。
通りを歩いていると、こんな看板を見つけました高雄市長陳菊さんです。
花媽 の「ガッツポーズ
」、見てるだけで元気が出ます。
中華三路で見かけた
五月天 。持って帰りたい~
。
やっぱり持って帰りたい…
。
中華三路にかかる橋を渡ってすぐの場所にあるのが…
高雄
「三鳳宮」 。とても壮麗で立派な道教寺院です。
本尊は中壇元帥ですが、台湾では、太子爺という呼び名で親しまれているそうです。太子爺は、毘沙門天王の第三王子で、"爺"と言う名に似合わず子供の姿をしていることが特徴です。邪鬼を鎮圧し子供を守ると信じられており、赤ちゃんや子供づれで参拝する人も多いそうです。今回は、再び高雄へ来ることが出来た事、年末年始という大切な時期に海外へ出してくれた家族への感謝の気持ち、そして、念願の新しい命が宿ったことを教えてくれた大切な友人とお腹の中のちっちゃなちっちゃな命の健康を祈るためにここへ来ました。ここだけの話、私はその赤ちゃんの名前を考えてます
。9月に生まれる予定ですが「五月」、他にも「信」、「信宏」、「信子」(これは昭和ちっくすぎるので却下)、「信獣」(怖すぎ!)、「信頭」(叱られる)、「信沙」(読みずらい)、「信祐」(いいじゃん!)…、こんなこと考えて遊んでます
。でも、ストレートに、「阿信」ってつけてもらおう!男の子か女の子かはまだ分かんないけど~
。
お線香の香り、ピカピカに磨かれた香呂。心が清められます。この静寂な空気が好きです。お参りの仕方が分からず戸惑っていたら、事務所から女の人が出てきて、お線香を置いている場所まで案内してくれました。見よう見まねで、お線香を頭上に上げ、三拝しました。そして、日本から来たこと、住所、氏名、生年月日を告げ、感謝とお願い事をたくさんたくさんしてきました
。
2階部分です。以前は普通の平屋だったのですが、あまりの人気ぶりに信者を収容しきれなくなり、1972年の改築時に台湾ではじめて2階を増築したそうです。広々とした境内は開放感があります。ゆっくり回りたい場所です。
「三鳳宮」 でお参りをした後は、再び七賢二路へ戻ります。この通りにあるスーパーマーケットでお買い物~。台湾のスーパーは、ワンダーランドです
。1日中でも過ごせます。今回は、あまり時間がなかったので駆け足で食料品コーナーを回ります。「麻辣火鍋の素」など面白いものも発見。買ってみたかったインスタントの「蛤スープ」は見つからず断念。クノール社のスープとかで、台湾オンリーのものってあるのかな?今度ゆっくり探してみようと思います。
今回は、「台湾からこんなものを買って帰る」というお勧め商品を参考にしました。スマホにそれらの名前をコピペし、自力で探したり、店員さんに「有没有??」って聞きながら探しました。それらの商品は、こちらです。皆さんも今後の参考にしてみて下さい。
インスタントラーメン
維力炸醬麵
統一大補帖當歸鴨風味細麵(料理酒入り漢方風味)
統一大補帖麻油雞風味細麵
統一滿漢大餐蔥燒牛肉麵
阿舍外省乾麵
味味A排骨雞麵
浪味炒麵
XO干貝辣椒醬(海鮮入り唐辛子ソース)
お菓子なら
・浪味仙
・旺旺仙貝(台湾ハッピータン)
私の行ったスーパーのインスタント麺の品ぞろえは少なかったので、この中から、
「統一大補帖麻油雞風味細麵」 を購入。お菓子は
「旺旺仙貝」 を選びました。ここにリストアップしている商品、セブンレブンには全部ありました。リュック旅の私には、カップラーメンは、たくさん買えないので、これから少しずつお試ししてゆきます。
「統一大補帖麻油雞風味細麵」 、綿の細さと柔らかさは日本に無い食感。薄味で美味しかったです。
「旺旺仙貝」 、日本のハッピータンとは、全く違く味と食感。この味は日本にはない。私が子供のころからあった(つまりかなり大昔)「お子様せんべい」に似たフワッとして、口の中で、もぞもぞする感じのお菓子です。
これを買いました。
「 新貴派」 はウエハースのチョコスナック
。いろんなフレーバーがあるのですが、今回は生花(ピーナツバター)と乳酸(ヨーグルト)フレーバーにしました。同じころ、友人のRinさんは台北で
「新貴派」 のティラミスを買ってたようです
。その下は、大好きな杏仁味のお菓子。初めて買ってみましたが…、期待した杏仁の味は感じず残念です。
「 bueno」 と書いてるチョコは、ドイツのKinder社のものです
。昔、欧州をバックパッカーしてた時のお気に入りでした。日本では見かけないので、台湾で見つけた時は、とても嬉しかったです。
台湾ドラマ 「愛∞無限 Endless Love 」 で、
潘瑋柏( ウィルバー・パン) 演じる
梁景皓(リャン・ジンハオ) のお父さんがいつも食べ手たチョコです
。このドラマを見た時に、
「 bueno」 が台湾にあると確信しました。
※余談ですが、コンビニで売ってる
「統一」の「木瓜牛乳 」(パパイヤミルク)500ml は、格別の美味しさだそうです。
「あひる家 」 で出会った
五月天 迷 さ ん に教えてもらいました。彼女は、数パックをスーツケースに詰めて帰るそうです。正味期限が短いこと、高カロリーが難点だそうですが、美味しさには変えられないとか
。ここだけの話し、賞味期限過ぎても大丈夫だったらしいですが、プレゼントにはちょっとねェ~だそうです
。(賞味期限が長いものもありますが、俄然、短い方が美味しいそうです。)
スーパーでのお買い物を済ませ
「あひる家 」 に戻り、
Jia さん と合流。またまた
五月天 語り が始まります。そしてその後は、オーナー
佐々木さん お勧めのお店で朝昼兼用の食事。
火鶏肉飯のお店です。
「あひる家 」 からを出てセブンイレブンを左折し徒歩3~4分、七賢一路に面してます。
五月天 話 し しながら歩いてるとすぐに見つかります。中山路と七賢路の交差点を左折しても行けます。
店内はこんな様子。奥のCDデッキからは
五月天 の曲が流れてます。高雄の日常に
五月天 があるのですね。すごく嬉しいです
。そういえば、日本で聴ける台湾のラジオですが、台北の放送より高雄の放送の方が
五月天 を聴ける頻度は高いです。
台湾のラジオはPCでも視聴できます。
http://hichannel.hinet.net/radio/index.do お惣菜を見ながら食べたいものを選べます。お弁当にして持って帰ることもできます。あ~、どれにしようか迷います。迷って、悩んで、また迷って~
。選びきれない幸せな選択肢に感謝です。また来るしかないですね。だから台湾はやめられない!!
私達の朝昼兼用のメニューです。左から、お浸し、魚丸湯、火鶏肉飯、卵焼き、香腸 。
初めての
「火鶏肉飯」 です。
「 鶏肉飯 」ではありませんよっ!!この
「火」 があるのとないのとでは大違いなのです。
「 火鶏」 は
七面鳥 のこと。フツーの鶏でなく、脂の乗った
七面鳥 の肉を使っているのです。
ほらほら~
。美味しそうでしょ
、食べたいでしょ
。じゃぁ、台湾へ、高雄へ行きましょう
。初めての
「火鶏肉飯 」 、非常にあっさりしてました。お肉は、脂っこさもなく、パサパサ感もなく食べられます。
火鶏 は、肉の中で最もヘルシーな肉で、脂質は他の鶏肉に比べると3分の1程度。コレステロールやカロリーも低いので、さっぱりした食事が好きな方にお勧めです。私は、こってりの
「魯肉飯」 が好きですが、
「火鶏肉飯 」 のさっぱり感も捨てがたいです。こってりをイメージしてゆくと。物足りないかもしれません。ここで主張したいのは、台湾のお米です。とても美味しいです。日本のように白いご飯だけで食べると
、甘みがなく、物足りませんが、ご飯の上に鵜肉やおかずを乗せ
、そのお汁がご飯に染み込むと、魔法のようにご飯がおいしくなります
。台湾のご飯、色んなものを乗っけて食べて見て下さい
。美味しいですよ~
。
このお皿に泣けてしまう・・・。台湾、だから大好きです。とっても大好きです。日本を好きでいてくれてありがとう。
謝謝 台湾 。
我愛 台湾 。画像は、香腸の最後の一切れです。甘いソーセージです。ジューシーさよりも甘さが勝ってる不思議なソーセージです。日本にはない味です。
みなさん、知ってました??テーブルの上の不思議な物体。これは、お箸の袋が飛ばないようにするものだそうです。今までノーマークでしたが、さりげなく使う
Jia さん の行動に驚き!反対に、「知らなかったの~?」と、びっくりされました。ハイ、知らなんだ~~。この話題で盛り上がってると、
「あひる家 」 オーナー 佐々木さん 登場。お弁当を買いに来たそうです。私たちを見つけると即座に、「美味しい?楽しんでる??」と声かけてくれました。この笑顔に元気が出ます。こんな風に、出会った場所で声かけてくれる優しさ、このご縁に惹かれて私は高雄へ
「あひる家 」 、さんへ戻りたくなるのです。因みに、お箸の袋をかけるこの道具を知らないことに、
佐々木さん も驚いてました。それほどまでに当たり前の凄い台湾グッズ発見です!。
食事の後にもう1軒お買い物。それは、ドライフルーツです。中山一路229號にある
「正合興蜜餞」 、このお店も、佐々木さんの紹介。
「あひる家 」 で出会った方も、みんな絶賛です。もちろん試食OK。ドライフルーツだけでなく、お茶請けの梅も沢山会いました。
http://072861655.tw.tranews.com/ 一見、ドライフルーツのお店と思えない店構え。最初は、漢方を売ってるお店だと思ってました。高級感も漂ってます。全ての商品が、100元分が一袋に入ってます。お勘定に便利ですね。色々試食して、印象に残ったのは、桃のドライフルーツ。「お~ぉ!!桃だ~
」と感動しました。全て台湾産のフルーツというのが嬉しいです。蜜餞(
mìjiàn )とは、果物を砂糖漬けにしたもののことです。
今回私が買ったのは、
「 低糖」に惹かれて買った
「金芒果」 (金芒果って種類あるの?初めて聞いた名前です)
この味は、「7度目の台湾旅行」の時、台北の永楽市場で買った「愛文芒果」とは、かなり異なります。ヨーグルトで一晩漬け込んでも身は硬め。香り、甘み共に「愛文芒果」の方が好みです。芒果は、種類により味も様々。いろんな種類を試してみたいです。それにしても、永楽市場の「愛文芒果」は最高です。
これは
「番茄」( fānqié)トマト です。ミニトマト かな??これは、面白い味でした。まず、封を開けると、廟や寺院のお線香の香りがします。そのまま食べてみても、トマトの味はしません。酸味や甘みはあまり感じません。苦みのあるプルーンみたいな味がします。伝わりますかね??ヨーグルトで一晩漬け込んでも、硬いです。
時間は、12時。そろそろ空港に向かわねばなりません。
「あひる家 」 さん、本当に楽しかったです
。
佐々木さん 、「神」こと
曲淵さん 、ありがとうございます。また来ますね。またって、いつ??(
)
Jia さん が、美麗島站までお見送りしてくれました。お別れって辛いので苦手です。
Jia さん には、本当にお世話になりました。彼女がいなかったら、無事に
跨年演奏會 の
中心搖滾站區B 區 まで行けなかったと思います。この3日間、
Jia さん がいたからこそ、
五月天 三昧 の至福の時を過ごせました
。一緒にいてくれて、沢山話をしてくれて本当にありがとうね
。別れの言葉は「さよなら」ではなく、「次の五月天演奏會で会いましょう
」でした。次っていつ??噂のアレですか??まぁ、楽しみにしています。次の再会が、台湾なのか日本なのかも楽しみです。
Jia さん は、私が改札口に入っても手を振り続けてくれます
。エスカレーターで地階に降りる時も、そして、互いの姿が見えなくなるその瞬間まで手を振り続けてくれました
。そんなことしたらダメじゃない!!泣くしかない
。だから見送られるのは辛いんです
。
TMRTの中は、五月天Tシャツを着た人がたくさんいます。演奏會は、あと2日あります。いいなぁ~。でも、私は、一足先に帰らねばなりません。残念ですが、悔いはありません。完全燃焼の大満足で帰れます。
高雄国際空港では、
怪獣 がお見送り。
「 出發、為高雄加油!!」 (出発だ!高雄のために頑張ろう!!) まさに、その言葉の通りです。
ピーチチェックインカウンター。10分くらい並びました。
出国審査の時、検査官のおじさんが日本語で「サヨナラ~」と言ってくれました。なぜかすごく嬉しくなり
「高雄加油 」 と伝えました。おじさんの笑顔、忘れません。
高雄国際空港出国審査を終えると、搭乗口までは、こんなに綺麗な光のアーチをくぐります
。
色は何色にも変化し、とても綺麗です
。桃園のように混んでないので、ゆっくり過ごせます。
この機体が関空へ連れて帰ってくれます。いったん帰るけど、また戻って来るね~。
これで、私の
「8度目の台湾旅行五月天跨年演唱會」 は終わります。
「 LIGHT UP THE HOPE 螢火晚會 」 では、
五月天 が台湾の誇りであることを目の当たりにしました。感動しました。元旦の
「NEW!再創新高迎新演唱會」 では、台湾の方の思いやりと助け合いの精神に心打たれました。亡くなられた方のご冥福を祈り、被害にあわれた方の明日に希望の光が灯ることを願っています。そして、高雄の復興・再生と更なる飛躍を信じています。
では・・・、といいたいですが、おまけです
。
2015年1月2日、関西は大寒波に見舞われてました
。予定通り高雄を14:30に離陸した機体は順調に関空上空まで飛行したのですが、強風のため、着陸態勢がとれません。機体はもの凄い揺れで、どれだけ怖かったか…
。着陸を試みても無理で、再度挑戦...、こんなアナウンスを聞くと震え上がるしかありません。マジ怖かったですし、手に汗握る思いです
。関空に着陸できなかったら、この機体は何処へ行くのだろう??そんなことまで考えました。結局は、1時間半ほど遅れて到着。降り立った空港のなんと寒いこと。タラップを降りてバスに乗るまでのわずかな間に、帽子を飛ばされる人もいます。どんだけ寒いねん
!!という寒さでした。リムジンバス、電車と乗り換え、電中の「謹賀新年」 「冬のバーゲン」の広告を見て、はじめ新しい年を迎えた事に気付きました。なんだか不思議な年越しでした。でも、最高の年越しでした。
では、次回「9度目の台湾旅行」でお会いいたしましょー
。