そして、もう凄すぎる歓声が響きます。私のいる場所、凱旋三路からは、どのように登場したか見えませんでしたが、花道を歩く阿信、それぞれの立ち位置に向かう石頭、怪獣、瑪莎、冠祐が小さく見えます。今回も、実際に参加した私の思いと、帰国後に観たYoutubeからレポしたいと思います。生中継された動画はこちらです。
1/1 Brave New Kaohsiung「NEW!再創新高迎新」演唱會LIVE
五月天は1:15:35に登場
「阿信~」という歓声と共に「瑪莎ーっ」て声も聞こえます。瑪莎、高雄出身ですしね。
『擁抱』で登場。観衆はこんな感じで両手を上げて撮影開始っ!!
には、タイムリーに情報公開です。
相信音樂國際股份有限公司 1月1日 18:26
五月天一出場以「擁抱」和高雄與全場歌迷緊緊相擁!
この字幕の歌詞、『擁抱』ですね。阿信は、本当にスワローテールのベストが好きなんですね。似合ってて素敵。 手環(リストバンド)は、勿論、 Stay Real のもの。新作ハートの手鍊(ブレスレット)は、昨夜の演奏會でもつけてました。(http://jp.istayreal.com/product/AB14004)
帰国後、Youtubeを見ると、なんて優しそうな表情で歌ってるんでしょう。ひとりひとりに語りかけるようです。阿信だけじゃなく、怪獣の温かいまなざしに感動しました。昨夜とは違う五月天の姿が見られます。会場の音響も素晴らしいです。すぐ近くで聴いてるようです。台湾の音楽環境、設備、技術は素晴らしいと思います。
2曲目は、台湾語の曲『志明與春嬌』。阿信は「晩安!高雄!」と叫びます。この声のトーンといい、言い回しといい男らしくて素敵です。その後の「晩安□※▲、晩安◎◆☆」が聴き取れないのが残念。ひとりひとりの顔をしっかり見つめる石頭(1:21:08)、ビルの屋上にいる観衆にも手を振る阿信(1:21:56)のなんと優しいことか!。瑪莎(1:22:05)の笑顔と視線は必見ですよ!。このステージに建てたことがメンバー全員にとって嬉しくてたまらない様子です。5万5千人収容の巨大スタジアムが秒殺完売の五月天ですが、彼らの底辺にある「歌で思いを伝えたい」、「みんなと歌いたい」という思いが、目の前の人に直接気持ちを伝えることが可能なこのステージで実現しているようでとても嬉しいです。
観衆の反応も凄いです。何がすごいって、こういう状況の時、誰よりも近くで見たいとか、録画や写真撮影したいと自己中心になりがちですが、他人に迷惑がかからないよう、みんなが楽しむ、その中で自分も楽しむという雰囲気満載でした。大声で歌っても楽しいし、前後左右の人が邪魔だとかそんな感じにはならず、隣に並んだ見ず知らずの人と目が合えば、ニコッと笑いあい、一緒に五月天を楽しめるんです。体がぶつかっても「ごめんね。大丈夫?邪魔にならない?」って感じでした。画像で見ると、ぎゅうぎゅう詰めの大変そうな状況に見えますが、あの中はとても心地よかったです。そうそう、ずっと一緒に並んでた Jia さんとH さんとは、少しずつ場所がずれて、私が2~3列前方に移動した形になりました。
阿信のトーク、これって台湾語もはいってますよね?何を言ってるのか分からないのですが、今、高雄の凱旋三路で演奏會が行える喜びや、感謝の気持ちを言い、高雄の復興を信じていることを話しているように感じます。。
三曲目も台湾語の曲『垃圾車』。この曲、イントロからメチャクチャいいんです。ぜひぜひ聴いてほしい曲です。台湾POPとかいうのではなく、まさに台湾の曲というイメージです。この曲を歌ってくれるだけでも嬉しいのに、さらに阿信は花道へ移動です。移動してくれた方が私の場所からは見やすくなるので嬉しいですね。先ほどの『志明與春嬌』といい、今回の『垃圾車』といい、歌える部分は本当に僅かです。でも、さも全部歌えますよ~っ!!と、ドヤ顔で歌いました。めちゃくちゃ楽しいですし、これが台湾の五月天演奏會の醍醐味なんでしょうね。花道では、阿信も凱旋三路に向かって歌ってくれます。きゃ~っ。こっちにマイク向けてるよ~。左手を左右に大きく振ってリズムを取ながら客席に呼びかける阿信の仕草は大好きです。観衆も、阿信に応えるように一緒にリズムを取り、大声で歌います。
この『垃圾車』という曲は、ゴミ収集車のことです。台湾語で「ぷんそうちゃー」と読みます(「飯掃車」という字を当てるようです)。自分をごみ収集車に例えて友情や愛情を支えてゆくという台湾語の曲だと思います。歌詞の漢字表記から、そう感じたのです。高雄市の復興を願うという意味においても、感動的な曲ですよね。
こんな感じの訳でしょうか?
有你 我才未孤單 有你的陪伴 我才有靠山
你若歡喜 我是你的垃圾車 每天為你唱歌
君がいるから僕は孤独じゃなくなった
君のそばにいるだけで僕は嬉しくなるんだ
君が喜ぶなら僕は君のゴミ収集車になって君のために毎日歌うよ
いつかこの曲の意味をちゃんと知りたいです。この曲を、阿信に歌われた高雄市民は幸せですね。演奏會では、最後にこの部分を怪獣の横で歌ってます。この掛け合いが笑えます。ほのぼのです。
次はメンバーのトークです。いつものように、石頭から始ります。冷静沈着に話す石頭。何を言ってるのかは分からないのですが誠実さが感じます。高雄には花媽がついている、五月天がついているというようなことをいってるのでしょうか?客席の花媽も頷いてます。
次は瑪莎です。「晩安。高雄~」で元気に始まるトーク。でもいつもの早口マシンガントークではなく、ひと言ひと言に思いを込めて話します。「加油!」 「起來」 という勇気を与える言葉が聴こえるようです。
怪獣のトークは、團長(リーダー)として、各方面への感謝の気持ち、来てくれた大家への感謝の気持ちを伝えています。「勇敢」って言葉しか分かりません。
冠祐、いつもながらにお人柄を感じる落ち着いた方。彼のトークの中での、怪獣とのやり取りは、どんな内容か分かりませんが、自分たち五人は高雄の溫柔を感じたこと、高雄の未来のために歌いたいことなどを話していたと思います。
その後の阿信と瑪莎のやり取りは、完全に台湾語ですね!台湾華語と台湾語の違いというものが鮮明に解ります。
4曲目は『終結孤單』、『傷心的人別聽慢歌』と一気にテンション上がります。この辺りから日暮れの情景になり、ライトアップがキラキラ華やいで綺麗になります。そして、凱旋三路を挟むように私の近くににも巨大スクリーンが2台も設置されていたことに気付いたのです。今さらながらの気づきです。日が高い時は、スクリーンが反射して映像が見えにくかったこと、ただただステージだけに集中してたから気付かなかったようです。そして、白状しちゃいますが、『傷心的人別聽慢歌』ってあんまり好きじゃないんです。何故って??GRAY のTERUがオーバーラップしてくるんです。このコラボは、あまり好きじゃなかったなぁ~。flumpool 隆太とのは非常に好きなんですけどね。
次のトークは全く分からず。そして、ブルーにライトアップされたセットの中、『我不願讓你一個人』を歌います。ジ~ンと心に響き、陶酔してしまいます。そして驚いたのが阿信の客席降り。もう、絶叫に似た歓喜が飛び交います。阿信、降りる???ここからは、Youtubeの画像を見て、こんなすごいことが目の間で起こっていたのかと感動の嵐が押し寄せて来ました。もう、凄すぎます 。ガードもなく(一人だけ阿信の歩く場所確保する誘導担当の人がいましたが、ガードではありません)、客席に降りて観客と握手なんてありえない現実です。凄いよ~。で、おまけに客席の椅子に座ったよ~。あの時の「えーっと、ど~も、座らせてもらいましたよ」みたいな阿信の顔はキラキラ輝いてます。隣に座られたおじさんもびっくりですよね。そのあと、そのおじさんは、阿信に話しかけ、阿信は、イヤホンを取ってしっかり聴いてます。そして、おじさんの肩を抱きかかえ、膝の上の女の子にも歌いかけるやり取りは、驚きと共に感動です。更に凄いのは(まだ凄いぞ)、子供連れのお母さんに寄り添いそっと肩に触れて励ます光景です。そのお母さんの号泣もマイクは拾っています。阿信の両手を合わせ祈る様子は、神がかりの優しさですね。見てる側は、泣くしかないですよね。リアルタイムでこの様子を見られた方、この時の感想をぜひ聞かせて下さい。お願いします。そして、この時、阿信から直接愛をもらった被災者の皆さんは、絶対に頑張れると思います。くじけることはこれからもあると思いますし、心のキズや、実際に受けた被害のキズは、まだ残っていると思いますが、どうか頑張って欲しいです。みんなが応援していますから。加油!高雄的朋友!
花道に戻り、曲の終わりと共に、颯爽とステージに戻る阿信の姿は、本当にカッコいいです。人としての優しさは、カッコよさであり男らしさなのですね。五月天にとって、この場面は、忘れられない1ページにになると思います。五月天の伝説的場面に一緒にいることが出来たこと、嬉しくそして誇りに思います。
歐開合唱團(O-KAI SINGERSO )が紹介され、『Don"t wory be happy 』をコラボします。綺麗なハーモニーです。そして、バックステージが開いたと思うと、可愛い歓声が飛び交います。怪獣の笑顔が、素敵です。曲は『戀愛ING』。もう可愛すぎる!!子供たちの視線に合わせ膝まづく阿信。子供たちみんな最高の笑顔で楽しそうです。これが歌の力でしょうか??
靑い服の男の子は、自分がリーダーシップ取らなきゃという責任感を持ってステージに上がってる様子が感じられます。小さい子供たちの動きを心配してるんですよ。
オレンジと薄緑の体操服(?)を着ているチビちゃんたちは、満面の笑顔で楽しそうです。阿信の前にいる女の子の笑顔、見て下さいよ~。日本でも、NHKとかで、「歌で元気を与える」みたいな歌謡番組がありますよね。そんなことできるのかいな~??って気持ちで見たこともありません。ちょっと反省します。音楽は、歌は、人に元気を与えるのです!!!
すでに爸爸である石頭の笑顔も優しくて素敵です。同じく爸爸の冠祐も、少し後ろのドラムセットかから成功を祈るような優しい笑顔で見守ってます。最短で爸爸になるであろう瑪莎、そして、その次に爸爸になるであろう怪獣、阿信の笑顔も本当に温かいです。子供たちを気遣い注意を払いながらの大合唱です。人として、父としての優しさと包容力を感じます。子供たちと一緒に歌う『戀愛ING』は、とてもHappyな『戀愛ING』でした。阿信から「小五月天 」といわれて喜ぶ青い服の男の子の笑顔は、とても輝いてました。この子供たちの未来が明るく輝くものであることを祈っています。そのためにも高雄は復興・再生せねばならないのです!子供たちとの場面ではちょっとぎこちないない阿信の場面もありましたが、「拜拜」といった後「ソラソ~」といって別れを告げてます、。「ソラソ~」ってどういう意味でしょうか?
そして、『憨人』。阿信がみんなにスマホのサーチライトを付けるようにいいいます。何万ものサーチライトの灯りが満天の星空のように輝きます。私もスマホの灯りを灯します。こんな心洗われる光の海を見たことがありません。感動のあまりに涙が出ました。そんな光の中で、阿信は心を込めて歌ってくれます。そして、大合唱へ。もちろん私も歌います。自分でいうのも何ですが、大声で熱唱してきました。余りにもテンションが上がった私のなんちゃつてカタカナ台湾語に驚いたのか、前にいた台湾男児が振り返りました。ゴメンね~。でも、そうせずにはい荒れない感動なんですよ~。五月天演奏會で泣いてるをたくさん見かけましたが、感動が大きいと、人は涙するんです。
阿信は、再び客席おりします。お~っ!!降りちゃったよ~。いいなぁ~と、背伸びしながら客席席の方を見てました。Youtubeでは、沢山の観衆と握手する様子、花媽と「高雄再生、頑張ろう!」とガッツポーズ!!その後も、招待された被災者の方と握手したり、一緒に歌ってくれた子供の頭を撫でたりと、本当に優しいです。そして、とどめはコレ。
「啦啦啦~」の部分を花媽が歌います。まさかこんなことになってるとは 思いませんでした。この声を聞いて、花媽の声だというのはピーンと来 ました。花媽に送られた拍手喝さいの凄さに、高雄市長としての使命 感に燃えた方であり、市民から高い支持と人気を得ていることがわか ります。 花媽、凄いです。「加油!花媽!祝你的成功、健康!」 ステージに戻った阿信のメッセージ。「就是五月天」で始ります(多分 ね)。それ以後は、これまた全く分かりません。その中で、「高雄、台南、 新竹、▲□、◎☆、上海、北京・・・、東都」と都市の名前をいい 、一緒 に歌えたことへの感謝を述べていました(と、私が感じただけか も…)この都市の中に「東京dōngjīng」が入っていたことにとても 喜びを感じました。阿信は日本を忘れていなかったのだと…。 それだけで、私は十分に満たされた思いです。 最後の曲は、勿論台湾語の曲で『向前走』。もともとは林強という 歌手が歌っていた歌のリメイクです。台湾の経済成長時代を背景に 田舎から夢を抱いて台北に出てきた青年の心情を歌った歌です。 タイトルは「XIANG QIAN ZOU」ですが台湾語で「ひょん ちん きゃぁ」と読みます。 『向前走』を大合唱している時の上空はこんな感じです。ここでも、 蛍光棒の色は自動制御されてます。凄いわ~。ほんと、感動もん です。そしてこの曲は、とても軽快でパンチがの効いています。 メチャクチャ元気が出ます。高雄は、元気をもらえたと思います。 そして、私までも元気をもらえました。ステージと客席が一体で盛り 上がり、頂点に達しました。そして、彼らのステージは終ったのです。 私自身、燃え尽きた感で一杯です。十分に五月天ワールドを感じ ることが出来ました。彼らの凄さというものを全身で感じることが 出来ました。色んな人から、「五月天は台湾の誇り」 「台湾で五月天演奏會に参戦したら抜け出せない」 「五月天の台湾での人気は半端ない」という言葉を聞きました。 全て納得できました。五月天は、曲が良い、カッコイイ、ステージ 演出が凄いという単純なものではありません。いかなる時でも、 深い人間愛に満ちたメッセージと、強い信念を持ち、それを音楽や ステージで表現しているのです。 人気は一時的なもの、芸能界の浮き沈みは激しいといわれますが、 彼らがいる場所はそんな場所じゃないんです。「五月天は永遠」です。 この思いを言葉に変換して伝えることは不可能です。皆さん… 五月天を体感しましょう 出来るのなら、許されるのなら…、 台湾へ行きましょう そこにすべての答えがあります。 『Mayday五月天 [ 憨人 ] LIVE at「NEW!再創新高迎新」演唱會』 感動のシーンです。ぜひ見て下さい。そして、五月天の高雄への 愛を感じて下さい。被災者の方、高雄市長花媽との感動の シーンを一緒に感じて下さい。心を込めて「新年快樂」を繰り返す 阿信の優しさに溺れて下さい。 |
さて、ステージは、五月天から家家(JiaJia)に繋がれます。 では、今回はこの辺りで…。長々と書き綴りました。最後まで読んで 下さりありがとうございます。 |