グランドサークルを巡るロードトリップ2日目は、朝5時半くらいにラスベガスのホテルを出発

途中ルート66の街でトイレ休憩して
午前10時前にグランドキャニオンに到着しました

現在グランドキャニオンの入場料は、車1台$35

この後、いくつかの国立公園を回るので、$80で1年間アメリカの国立公園入り放題のパスを買いたくて、
私「Annual passを買いたいです」
と言ったら、
料金所のお姉さん「今、ここではトランザクション出来ないのー!ここは無料で入って良いから、次の国立公園で買って!」
と言いながらパンフレットを渡され、グランドキャニオンは無料で入れられました

2日目グランドキャニオン
過去にセスナやバスツアーで何度か来た事があるグランドキャニオン
多くの人が「人生観が変わる」など、大感動する場所なのですが、何故か私には、あまり感動の印象がない場所でした

久々に来たグランドキャニオンはどう感じるのか?
今回は、時間がなかったので、サウスリムを見学しました

まずは、ビジターセンター近くの展望台から、
圧巻の壮大な景色

こうして見ると、みんな景色を見て気持ち良さそーなのですが、私は、怖い

下を見ると、吸い込まれそうで、ここから万が一落ちたら、どれだけ怖いだろうかと考えてしまう


ルートが同じだったのでこちらのライトハウスさんの情報をかなり参考にさせていただいたのですが、この中で、South Kaibab Trailを30分程下ると、あまりの素晴らしさに「ウーアー!」という歓声の声をあげる「Ooh Aah Point」があると紹介されていて行ってみたかったのです

絶壁沿いにある道を下へと下っていくトレイル

これが場所によっては、結構斜行があって、怖い

普通のスニーカーでつるっと滑っている人も何人か見かけて、トレイル靴を履いてこようかどうか迷って、普通の靴で来た事を後悔…

前日、あまり充分寝ていない状態(興奮して眠れなかった)で、自分のコンディションが良い訳じゃなかったので、今回は無理をせずに途中で諦めました


一応途中で記念撮影して
(絶壁恐怖症の私の精一杯の場所。ここでも怖くてひざ下がきゅっとなる)
こんなん見ていたら夏トレイルはかなり過酷そう!
もし、トレイルするなら、今くらいが気候的には一番快適なのかな


悪夢の移動
絶壁恐怖症の私は、グランドキャニオンを見て、「わーすごーい!!」という感想より、「わー
怖ーい」の気持ちが先に来るから、ここがいつもあまり良い印象じゃないんだと再確認し、次の目的地「Page」へ向かうことにしました


目的地までのルートをスマホでチェックしようとしたら、全然電波が入らない

とりあえず、ルートを調べていた時の記憶に残る方向に進みながら、電波が入らないか何度もチェックしていたら、ある場所で、グーグルマップが反応して、ルートが出て来ました

グランドキャニオンの現在地からページの街まで2時間半程というエスティメートタイムが出て、通常使う道の64号線が通行止めになっているので、迂回道で行くとの案内

グーグルマップさんに言われるままに車を進めて行くと、最初、ちょっと砂利道みたいになっていて、車がガタガタ、ガタガタ

山の中の迂回ってこんな感じなんかなー嫌やなー
と思いながら進む


砂利道の次は、ガタガタの土の道

でも、これが近道なんだと思い、エスティメートタイムから考えても、数十分で抜けられるはずと思い進む
が!
現れるのは、
普通の車では無理でしょーー!
というような過酷な道だった

だけど、気が付いた時には道が細くなっていて、Uターンは出来ない状態

行くも地獄、帰るも地獄にハマった!
ある道はごつごつの石だらけで、タイヤがいつパンクしてもおかしくない道
ある道は、蟻地獄のようなサラサラの土道で、いつタイヤがハマってもおかしくない道
ある道は、真ん中が盛り上がっていて、そこに乗りあげたら車が動けなくなるであろう道
ある道では、細く、でぱった道を車が斜め45度くらいの状態(少しでもズレたら車が溝にはまるか横転するかのぎりぎり)で綱渡りのように進む
もーありえない(泣)
ありえない〜!!
絶対に普通の車では無理な道
てか!これ道なん!?
いつの間にか通っている道の名前が「名称のない道」と案内されている
ちょっと、ちょっとグーグルさーん!
せめて、名前がある道に案内してー

私のアンドロイドスマホをナビにして進みながら、もう一台のアイフォンでルートを検索すると
「途中で歩く可能性があります」って出てくると言う
え!どういうこと!?
もしかした、このまま進んでも車では行けなくなるかもって事!?
だけど、もう戻る事も出来ない…
今、私は悪夢を見ているのだろうか…
胸が痛くて、怖いし、泣きたい

でも進むしか道がない…
どう考えても無理な道をギリギリの思いで10マイル程のスピードで、進めていく
あちこち車をすりながらでも、もう進むしかない

格闘する事、ナント、1時間45分
64号線に出る事が出来たーー
神様ー無事に出させてくれてありがとー

写真とか何ひとつ撮る余裕がなかったけど、車は、全身土まみれのすごい形相だったけど、ドアとかあちこちは、すってるけど、タイヤが大丈夫そうで良かった
ちなみにグーグルマップさんは、迂回の山林12マイルを15分くらいで行けるエスティメートしてたけど、
無理やからー!!
12マイル進むのに1時間45分かかったから

後から履歴で確認した私が進んだルート
(本来は黄色くなっている道が64号線なんだけど、そこが通行止め中で林の中に誘導された)
この危険を回避する為には、フラッグスタッフの方に戻って行かないといけなかったみたいで、このルートだと3時間半くらい
結局グーグル先生が15分くらいで行けると計算した場所に1時間45分かかって、グランドキャニオンからPageまで4時間かかった

ホンマ、勘弁してほしい
あんなん普通の車が行ける道じゃなかったからー

後で調べてみたら、グーグルマップは、このような無茶なとんでもない道を案内をすることが結構あるらしい

「グーグルマップ とんでもない道」で検索したら、いろんな情報が出てくる、出てくる!
(数々のグーグル先生勘弁してエピソードに共感)
今まで街中でもたまに「この道じゃなくても良かったやん!」って事は時々あったけど、すぐに軌道修正出来るので、そんなに深く気にはしていなかった
だけど、山の中で、これが起こったら本当に危険!
余裕がなくて、写真も動画も撮れなかったけど、私は本当に恐ろしい状況にいた
無事Pageのホテルに到着出来た時は、涙ちょちょぎれそうだった
よくぞ、ここまで今日無事に来れたと…
あの山林での出来事は、あれからいつ思い出しても胸がきゅーっと締め付けられます

何事も自分で確認する
私が勉強不足やったんかもしれへんけど、今後特に山や自然の中では、ナビがルートを出した時、どういうルートを行くのかしっかり確認しなければいけません
また、電波が入らないことや、途切れる事も多いので、マニュアルのマップも絶対に必要!
グランドサークルを巡る旅の中で、何度電波が入らず、もう用なしになったと思っていた「Thomas map」とかAAAで貰える地図があればと思った事か!(スマホとかじゃなかった時代は、みんな車に載せてたよね^^)
最近、多くの知り合いが「絶対に見るべき!」とおすすめしていた9月から配信されたNetflixの作品がありました
「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」
英題「The social dilemma」
(これは是非見るべき!)
今、私達の暮らしの中でデジタルの世界に頼っている部分が多く、全く切り離すって事は難しいけど、それに頼り切っていると、自分で正しい判断が出来なくなってしまう
また、なんでも信じたり、誘導されていくのは危険
SNSを利用する内容だけではなく、今回のナビゲーションとかも、グーグルさんが、現実的なすべてを知っているわけじゃないし、デジタルの誘導を信じ切っているのは危険だと、改めて、苦しい思いをして学びました
まあ、でも抜けられて良かった!THEアメリカな道を順調に進み
(窓めっちゃ汚いけどこんな道)
今回ひとつ嬉しかったのは、Pageの町に到着してすぐの場所にカーウォッシュがあった事!
車、ほんまに汚れ切っていて、どこかで、洗いたいって思っていたら、お疲れ様って言ってくれているかのようにPageにカーウォッシュがあって大感激

どう思い出しても悪夢だったけど、今回の事で、いろんな事を学びました
アスファルトの道を心からありがたいと思うようになり、道を作ってくれた人にほんまに感謝したい気持ちにもなりました
さて、2日目はもうへとへとだったので、ホテルでゆっくりする事に

今回、ページの街はどこもホテルがすっごく安かったです
今回宿泊したのは、Super 8 By Wyndham Page/Lake Powell
朝食付で$47.26(税サ込)と激安だったけど、場所は便利だし、普通にお部屋も広く綺麗で、冷蔵庫と電子レンジもあり快適でした
ちなみに朝食は、オーダー式になっていました!
前日の深夜までにオーダー表に欲しいものの数を書いて出す感じで、何個でも書いた数貰えます
(ヨーグルト好きなんで4個も書いたけど)
何故、Pageのホテルが安いかは、多分アンテロープキャニオンがずっと閉鎖されているから
(2020年中は閉鎖されることになっています)
私は、ここではホースシューベントに行きたかったので、泊りはPageにしました
次の日はホースシューベントを見て、大好きな国立公園アーチーズに向かいます
