あつあつを召し上がれ
小川糸
あらすじ📖
この味を忘れることは、決してないだろうーー。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。
（表紙裏より）
心に残った言葉💙
p.23 一瞬、音という音が世界から消えた。
p.65 四十年前、私が最初に吸い込んだ空気も、こんなに冷たく湿っていたのだろうか。
p.83 あの時の母の厳しさを、私は一人の女性として、なんとなくかわいらしく思った。
p.143 どうしてかしらね。失くしてしまってからじゃないと、大切なものの存在に気付けないの。
感想✨
食がテーマの短編集。
読みやすいけど内容が濃くて、どれも読み応えがあった。
食べ物の描写がどれも素敵で美味しそう。
好きだったのは「こーちゃんのおみそ汁」「季節はずれのきりたんぽ」。最後が印象的だったのは「いとしのハートコロリット」。
切ないけど愛を感じて羨ましさもある。
今日のスタバ☕😌✨
抹茶クリームフラペチーノ S＋チョコチップ追加（55円）
＋チョコレートソース追加