ライオンのおやつ
あらすじ📖
人生の最後に食べたいおやつは何ですかーー若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀨戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだか、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。
(表紙裏より)
心に残った言葉💙
p.5 明日が来ることを当たり前に信じられることは、本当はとても幸せなことなんだなぁ、と。
p.5 幸せというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満をもらしながらも、平凡な毎日を送れることなのかもしれない。
p.72 思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光輝くことでしょう
p.103 私がきちんと見ようとしなかっただけで、星はちゃんとそこにあるのだ。必死になって夜空を探せば、私を見てくれている星がきっとある。
p.159 死を受け入れるということは、生きたい、もっともっと長生きしたいという気持ちも正直に認めることなんだ、って。
p.229 人の幸せっていうのは、どれだけ周りの人を笑顔にできたかだと思う、と。
p.233 そんなに簡単に、自分の生き方を変えることはできないもの。でも、変えようと努力すること、そのことに大きな意味があるのだと思った。
p.274 奇跡は死んでから起きるんじゃなくて、生きているうちに起こせるんだと思った。
感想✨
2020年度「第17回本屋大賞」第2位。
人生最後に食べたいおやつ、自分だったら何を頼むだろう。余命宣告をされたら、自分だったらどう過ごすだろう。
テーマは重いけど、悲観的ではなくて、とても温かく、優しいお話だった。
雫の命が終わりに近づいていく様子が絶妙に描かれていて引き込まれる。
当たり前ではない毎日を、大切に生きようと思った。
今日のスタバ☕😌✨
+ブルベミルクに変更(55円)
+抹茶パウダー多め
+バニラシロップ抜き