最終更新日 2017年11月7日 経産省のHPに「サイレントチェンジに注意」と言うアナウンスがありました。
以下がその全文です。
日本企業の海外生産の進展に伴い、現地企業からの部材調達も多くなっている中で、現地企業がコスト削減等の事由により、発注元の企業に知らせずに、部品の素材等の仕様が変更され、納品されてしまうという「サイレントチェンジ」と呼ばれる事象が見つかっております。
具体的な事例としては、現地企業が部品に使われる絶縁性が求められる難燃剤を赤リンに変更したことを発注元に伝えずに部品を納品し、後日、赤リンが湿気と化学反応し、短期間で絶縁性能が劣化したことで、製品が故障するという事象が多数の企業で確認されております。
サイレントチェンジが行われた部品を組み込んだ製品は、製品劣化が著しく早い、期待された性能が発揮されないといった問題が生じることがあり、製品の故障や事故を発生させる原因となることがあります。事業者におかれては、サプライヤーからの納品物の定期的な検査等のサイレントチェンジを予防する取組をお願いします。
また、独立行政法人製品評価技術基盤機構では、サイレントチェンジにより生じた製品事故等の情報も収集しております。心当たりのある事業者におかれては、情報提供をお願いします。
具体的な事例としては、現地企業が部品に使われる絶縁性が求められる難燃剤を赤リンに変更したことを発注元に伝えずに部品を納品し、後日、赤リンが湿気と化学反応し、短期間で絶縁性能が劣化したことで、製品が故障するという事象が多数の企業で確認されております。
サイレントチェンジが行われた部品を組み込んだ製品は、製品劣化が著しく早い、期待された性能が発揮されないといった問題が生じることがあり、製品の故障や事故を発生させる原因となることがあります。事業者におかれては、サプライヤーからの納品物の定期的な検査等のサイレントチェンジを予防する取組をお願いします。
また、独立行政法人製品評価技術基盤機構では、サイレントチェンジにより生じた製品事故等の情報も収集しております。心当たりのある事業者におかれては、情報提供をお願いします。
製品事故等の情報提供先:独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
- 参考資料 新しい製品安全課題“サイレントチェンジ”の現状(PDF)


新しい製品安全課題"サイレントチェンジの現状"より
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構による関連資料 プラスチックの難燃化手法と難燃剤によるトラブル事例について(PDF)

ゴム・プラスチックの配合とサイレントチェンジ問題について(PDF)

オクの個人出品オーディオ機器も「サイレント・チェンジ」なのかも知れない...。
複数の所有者やショップを渡り歩いたオーディオ機器は少なからず人の手が入っていると考えられる。オーディオ機器の内部を自分の眼で調べて、部品等に異常な交換などがされていないか確認できない場合は、普通にお店で買ったほうが安全かも知れない...。
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