「死別」
と、聞くと…、
どんなことを思いますか
おそらく、
多くの方が…、
悲しい
深い悲しみ
不安
恐怖
悲嘆
可哀想
寂しい
などというようなことが、
頭に浮かびませんか
でもね、
実際に経験をすると…、
違ったのです
というのも…、
死別後の感情というものは、
何も、
悲しみや愛おしむ気持ちだけでは
なかったのです。
これは私自身も、驚きました
自死した兄にも…、
病死した夫にも…、
なぜだか「怒りの感情」というものが、強くあらわれたのです。
でも…、
亡くなった人を悪く言ってはいけない…
とか…、
亡くなった人は悪くないんだから…
亡くなった人だって、
可哀想なんだから…
という想いがあって、
自分の中に生じている
「怒りの感情」は、
ダメな感情だと思っていました
人に言ってはダメなことだと思っていました
それでも…、
強く、強く感じる…
2人への「怒りの感情」
なんで私を置いて行ったんだ
なんで私にこんな大変な思いをさせるんだ
約束をしたのに、なんで…
怒りをぶつける相手もいないし、
亡くなった人に怒りを感じている自分も嫌だし、
その怒りを安心して話せる相手もいない…
く…くるしい
そんな、
行き詰っている時に、
私は学んだのです
死別後の反応の1つに、
「怒り」というものがある。
それは、
珍しいことでも、
ダメなことでも、
異常でもなく…、
わりと自然な反応として、
よく見られるグリーフの1つだということを…
それを知って、
私はホッとしました
「私は、
ダメじゃないんだぁ…」
それを知っただけで、
救われたような気持ちになりました
おそらく…
死別したと聞いて…、
「それは怒りの感情でいっぱいですよねぇ」と、
声をかける人はいないと思います
「死別」=怒り
と連想する人は、
多くないと思います
それだけ、
死別というものは、
嘆き悲しんでいて当然!
というようなイメージがあるのです。
でも、もし…、
大切な人と死別をして、
怒りを口にしている人が居たとしたら…、
その怒りの感情を否定せずに、
寄り添ってあげてください
「そんなこと言ったら、故人が可哀想!」
ではなく…、
「そうだよねぇ。怒りたい気持ちにもなるよねぇ」
と…、
共感してあげてください
死別=怒り
これも正常で自然な、
感情なのです
自己紹介<ご案内>
私のブログは、
15年前に兄を自死で亡くしたこと…
そして…、
約10年前に旦那が
悪性脳腫瘍グレード4、神経膠芽腫を発症した時からを振り返りながら、その時の状況と自分の気持ちと向き合いながら書き綴っているブログです。
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