TU-879S真空管アンプ(超三結仕様)を作りました。 | 「高音質的ホームシアター」

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エレキットの真空管アンプ・キットのTU-879Sを作りました。
本当は、作りかけの6BM8ppアンプを先に完成させたかったのですが、なぜかこちらの方が先になってしまいました。(汗)

この真空管アンプは6L6GC管のシングルアンプですが、そのまま作るのもアレでしたので、ボリュームをアルプスのミニデテントに変更、また接続を超3結(超三極管接続)仕様に改造してしまいました。
TU-879Sはノーマルでもかなりいい音を出しますが、超3結にすることで、シングルでありながらもなかなか引き締まった低域を再生してくれるようになります。
出力8.5W+8.5Wとトランジスタアンプと比べ、数値的なパワーこそ低いですが、室内で聴くには十分過ぎるパワーで、部屋のJBL4312に繋いでもボリュームが真ん中まで開けられません。

TU-879Sに付属の6L6GC管はElectro Harmonix社というロシア製のモノですが、ギターアンプ等でよく使われている真空管です。TU-879Sに装着した状態での音は割りと硬めなのかなぁ?という印象ですね。

真空管アンプを知らない人は「暖かい音」とか「丸いやさしい音」とか、ナローレンジで中域モッコリの昔のラジオのような音をイメージされるでしょうが、実は全然違います。
TU-879Sを始めて鳴らした時、今まで使っていたサンスイのトランジスタアンプとの差が全くわかりませんでした。(汗)
残留ノイズもなく(超3結のお陰?)、ワイドレンジです。
ジックリ聞いて見ると、サンスイのアンプよりも低域の再生能力、高域の伸び、聴感上のチャンネルセパレーションすべて上を行っています。
特に、スネア(ドラム)やハイハットにかけられているプレート・エコー(余韻)の表現力がすごいです。
これが真空管特有のトランジェント特性によるものなんでしょうが、ギターのピッキング・アタック音(ピックが弦を引っかく”カコカコ”という音)とか、グリッサンドの音(指が弦を擦する音)がとか、本来聴こえるハズなのに聴こえていなかった(再生されていなかった?)音がリアルに再生されるのは本当に気持ちがいいです。

真空管アンプは管を替えることで音色の変化を楽しむ事が出来るという醍醐味がありますので、近々、出力管を松下の6CA7あたりに替えてみようと思っていますが、国産は高いんですよねぇ。(涙)

あ~、泥沼に嵌りそう・・・。(笑)

このキットにご興味のある方はこちらで
http://www.elekit.co.jp/catalog/srch_result.php?cata_search1=&cata_search2=22&cata_search3=&cata_search4=&cata_search5=&submit=%B8%A1%BA%F7%B3%AB%BB%CF&cata_search11=1



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