ヘイトフル・エイト | 今日も映画馬鹿。

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映画あれこれ。ときどき音楽。たまに戯言。おまけに麺。






THE 8TH FILM BY
クエンティン・タランティーノ



ヘイトフル・エイト
THE HATEFUL EIGHT  



 を観て来ました。
















くぅ~

見よ❗️

タランティーノの

コノたゆまぬ映画馬鹿の神髄を❗️❗️❗️











ズラリと揃った曲者キャストの8人!

ん?8人??いやいや実は、・・・ナイショ。

兎に角その濃さには瞳孔開きます!!!



近年、影が薄かった

ジェニファー・ジェイソン・リーを見事に再浮上させた挙句に

残念ながらオスカー授賞は逃したものの助演女優賞のノミネートに導き



実生活で悪いことしちゃったけど仲間なので

マイケル・マドセンにもちゃんと復活の道をつくる。



2時間48分と云う強烈な尺なのに

前半は、いつものグダグダで無駄な位に流しておいて

後半一気にグワ~っと濃縮させて爆発させる確信的でウヒャウヒャな構成。




折角、ウルトラ・パナヴィジョン70mm でフィルム撮影をしたって

ロスのチャイニーズ・シアターで確約されてた70mm 上映を

ドタキャンされSWにかすめ取られた不運に見舞われたとしても

本作を観れば、タランティーノ

今時、何故70mm に拘ったのかが良く分かります。









そもそも歴史スペクタクル大作でもなく

山小屋内がメインの狭小密室劇に何故70mm なのか?

シネマスコープの横長の画面の上下にすらマスクができる

そのワイドスクリーンの中に山小屋室内の横の構図がキッチリ収まり

タランティーノが意図して隅々まで拘った美術を担当した

種田陽平氏の繊細な仕事ぶりが画面に明確に映し出され

その中で縦横に動き回る曲者俳優陣達の一挙一動を

全く無駄のないカメラワークで映し出して行きます。

どアップになったり倒れこんだりする俳優の横に映る

作り込まれた大道具、小道具の数々が

作品の中に自然と溶け込んでいる様は見事にして珠玉。

それが、デジタルにはないフィルムだからこその厚みを確実に表現しています。



本作の IMAX上映は、無いし

各シネコンでは、必ずしも一番大きなスクリーンの箱で上映しているとは限りません。

そして現状、70mm 上映可能な箱は、日本には存在しません。



それなら東京では、一体どの箱で観れば、

かつての70mm 上映に近い環境で観られるのか?



かつて70mm を装備していて現存し

尚且つ本作を上映している箱と云えば・・・

そう、有楽町マリオンの 

丸の内ピカデリー1

ここは、70mm 上映をしなくなってから

シネスコは小さくして上映してましたが、

平成のリニューアルで既存のスクリーンをヴァージョンアップして

シネスコ上映時には、かつての70mm 上映に限りなく近い形での

レギュラー上映をしているので本作を鑑賞するにおいて

現状で一番ふさわしい箱だと思われます。



スター・ウォーズフォースの覚醒 」も

実はフィルム撮影だったと知った今、

敢えて70mm 撮影を遂行し真正面からぶつけて来る

タランティーノの恐るべき映画馬鹿精神に敬意を表します。





タランティーノが熱望して音楽を担当した

エンニオ・モリコーネ 御大

今日のアカデミー賞で棚ボタ的にオスカー像を手に入れてしまいました!




















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