クリス・ヘムズワース 主演
ロン・ハワード 監督最新作
白鯨との闘い
IN THE HEART OF THE SEA
を観て来ました。
満塁ホームランもないけれど
サヨナラ負けもない
いつものロン・ハワードらしい
良くも悪くもキッチリ作られた
由緒正しいハリウッド大作です。
海洋冒険小説の古典である
メルヴィルの「 白鯨 」
その誕生に隠れていた裏事情を辿る
鯨油採取のための捕鯨船エセックス号と巨大マッコウクジラとの死闘を
一等航海士のオーウェン( クリス・ヘムズワース )の視点を中心に
特殊撮影を駆使して描く海洋スペクタクル・アドベンチャーだけでは終わらない
その先に潜む人間の命の尊厳を底に据えた構成は中々考えさせられました。
観客を大海原に放り込む映像スペクタクルは中々迫力があります。
しかし、もう一歩の踏み込みがないのがロン・ハワード節・・・
人間ドラマとアドベンチャーの融合が今ひとつ。
万人ウケする映画と云う意味では、
それはそれで良いのかも知れませんケド・・・。
なので自分のロン・ハワード映画のベストが
未だに32年前の「 スプラッシュ 」であることは、
ここだけの話にしておきましょう・・・・・・・ 。
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