ら | 今日も映画馬鹿。

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映画あれこれ。ときどき音楽。たまに戯言。おまけに麺。






少女は異世界で戦った  
アクションも出来る女優として開花した
元AKB48オープニングメンバーと云う経歴を持つ

加弥乃 単独初主演

脚本と編集も兼ねる
水井真希 第一回監督作品




 
KEPT



 を観て来ました。
















 かつて 水井真希 監督自身が被害者となった

連続少女暴行拉致事件を背景に

ダークファンタジーの要素を交えて描く異色作です。



その拉致される過程のリアルな模写ばかりでなく

リストカットや運良く拉致から未遂で解放されたが故の重荷に対する

水井真希 監督が背負ったトラウマを世にさらけ出す事で

性犯罪に対する社会の矛盾への叫びを浮き上がらせます。










衝撃的な事件のあらましの間に挟まれて描かれる 

監督の分身だと思われる
 マユカ加弥乃に現れる精神世界の模写に
  
プロデューサーであり編集と監督補佐にも名をつらねる

日本映画における
特殊造形 特殊メイク の草分け

西村喜廣 監督の色が強く出ているかなり痛い系のグロテスクな表現や

フクロウ人間の出し方、音楽の被せ方など

抽象的過ぎて言いたいことが伝わりにくい所も多い

シネマスコープで撮影され贅沢な環境で作られた自主映画と云う装いの作品すが、


園子温 監督に師事して 西村喜廣 監督のもとで映像制作を学んだ経歴を持ち

女優としても活躍する
 水井真希 監督と云う存在の今後が気になって仕方ありません。



























上映終了後にトークイベントがありました。



れナイト
ゆうばりファンタに行けなかった人は思い出話を共有しちゃお

出演者
加弥乃
水井真希 監督
西村喜廣 プロデューサー



劇場後方の扉から走って舞台に駆け上がった三人が

驚くべき衣装で登壇していきなりかつて加弥乃さんが所属していた

あのグループのあの楽曲を歌い出して呆気にとられました。


加弥乃さんも当時の定番衣装だったのですが、

それを大っぴらにすると色々問題あるとの事で

歌が終わると一旦中座して私服に衣装変えして...

( 尚、以降は撮影フリーでしたので写真は全て自己撮影です。 )




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(左から)
チーバくんの着ぐるみ=水井真希監督/加弥乃さん/西村喜廣プロデューサー(変態オヤジではありません)
本当ならココに更に井口昇監督も参加する予定だったらしい・・・です。



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全く映画の内容にそぐわない登場に観客ほぼ全員唖然固まり状態。

その突拍子もない衣装の水井真希監督の「 私は元々汚れだから... 」発言に端を発する

SNSオフレコ令の発令以前にこちらが書くのを自粛せざるを得ない

自虐カミングアウト過激トーク炸裂で

"すべらない話"形式でそれぞれのトークが展開されましたが、

西村喜廣さんが、かつて雪の日の早朝に自らも死体で出演の為に
あらかじめ頭カチ割られて脳みそ垂れ出たメイクを施して
ハイエースを運転して撮影現場へ向かう途中で滑って来た4トントラックに潰され
積み荷だった死体のダミーと小道具として作ったイクラ4,000粒が辺りに散乱したので
「イクラ~
イクラ~」と叫びながら脳みそ垂れ状態で拾っているところへ
到着したお巡りさんに「アンタ!落ち着いて!アンタが一番大変だから!」と言われ
事情を話してその姿のまま警察へ取り調べに出向いたと云う

何故か"すべった"エピーソードに大笑いした位しか書くことが出来ません。

その他の

勢いに乗って加弥乃さんが語ってしまった
"加弥乃"と云う名前だけの芸名の由来は、
金子修介監督ファミリーとの関わりをも巻き込むなど
そんなこと喋っちゃっていいの???と云う内容だし

西村喜廣さんが造形で水井真希さんが出演していた
川村ゆきえさん主演「吸血少女対少女フランケン」の打ち上げの時に
西村さんと共演者だった斎藤工さんを襲った恐怖・・・

「 少女は異世界で戦った  」のメンバー4人の位置関係への
西村喜廣さんの加弥乃さんへの執拗なツッコミに対する
加弥乃さんの西村監督の新作「 忍者 虎 」に呼んでもらえなかった事への報復・・・


等々、とても書く事の出来ない事柄オンパレードな

かつてない超弩級な面白さの映画上映後のトークイベントでした。




締めは

西村喜廣監督最新作

「 忍者 虎 」
の予告編上映で幕引きとなりました。













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