振り子 | 今日も映画馬鹿。

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映画あれこれ。ときどき音楽。たまに戯言。おまけに麺。






鉄拳 のパラパラ漫画をモチーフに

吉本興業 の映画部門製作

奥山和由 製作総指揮による



振り子



 を観て来ました。















昭和から平成をめぐり

ある一組の夫婦の波乱の人生を辿る

感動作と云う名目上

自分の周りで観ている方々からは

かなりのすすり泣きが聞こえましたが、

残念ながら自分は全く泣けませんでした。










清水富美加 さんと 石田卓也 さんの好演もあり

主人公二人の出会いのを描く序盤のパートは軽快で悪くありません。









しかし結婚後の二人を引き継ぐ

中村獅童 さんと 小西真奈美 さんのメインの物語になると

どうにも取って付けた感が漂い感動の波に乗れないのです。



倒産、借金、浮気、脳梗塞で寝たきり ・・・

容赦なく舞い降りる不幸の連鎖のどれも解決しない状態での

クライマックスへのお仕着せ感動噺しへの繋ぎが上手くないです。

そしてそれを助長するかのような八百屋のオヤジに扮する

武田鉄矢 さんのクドイ演技が鼻に付き過ぎます。

自分は、初期 金八世代 なので  武田鉄矢 さんが嫌いではありませんが、

近年の演技に関しては全てどうにも戴けないと云うのが正直な思いです。



懐かしい  つくば万博 に関するエピソードとか、オッ!と思う所もあるのですが

母親が倒れているのに全然病院に現れない娘などの

特に後半の場面繋ぎに穴が多い弊害もあり総体的には、あまり感心出来ない作品でした。



とは云え、先にも書きましたけど

周りで観ている方は沢山すすり泣いておられましたので

自分が単に あまのじゃく なだけかも知れない事を付け加えておきます。



























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