幕が上がる | 今日も映画馬鹿。

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本広克行 監督

ももいろクローバーZ

意表を突くコラボレーションの妙が全て吉と出た



幕が上がる



 を観て来ました




















踊る大捜査線を棚に上げて敢えて云いますが、

これぞ 本広克行 監督の 最高傑作 です。

ももいろクローバーZ
と云うこの上ない珠玉媒体を得て

たががアイドル映画では済まされない極上な娯楽作です。





アイドル路線には無頓着であり

メンバーの名前を言えませんが

さすがに ももいろクローバーZ  は知っています。



昨年の12月24日、25日に自分の職場近くの

さいたまスーパーアリーナ2DAYSクリスマス公演 を押さえていること自体

ももいろクローバーZ  はもう日本屈指のアイドルであることは間違いありませんが、

その公演が始まった後にもチケットが取れなかったカラフルな衣装を合わせたファンが

さいたま新都心駅に溢れているのを目の当たりにして

ももいろクローバーZ  って凄いんだなぁ~と実感しておりました。





そして、この映画です!



弱小高校演劇部が、突然現れた良き指導者に導かれ

かけがえのないものを得て成長して行く部活スピリットものの境地です。



とにかく観ているこちらにビンビン響いて来るものが多く

若い人の力だけが重んじられる常に心地の良い風が吹いている映画です。









とりわけメインの 百田夏菜子 さん の溢れ出る活力的演技が素晴らしいです。

ひと昔前のアイドル映画とは一線を画するその存在感の巧みさは一見の価値ありです。








そして作品全体をグイッと引っ張ったのがこの方!

黒木華 さん

現在同時公開中のソロモンの偽証  も同じ教師役なのですが、

本作の役作りと見比べると

どうして彼女が、日本より先に ベルリン で認められたのかが凄く良く解ります。





ありきたりの題材に類稀なる躍動感を与え

ももクロメンバー自身にも巧みにリンクする

一級のエンターテイメントに昇天させたのは、

桐島、部活やめるってよ 」喜安浩平 氏  の脚本によるところも大きいですが

何より好きな題材を好きに作った 本広克行 監督 の面目躍如と云うところでしょう。



この春、間違いなく観るべき一本です。



























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