ソロモンの偽証/前篇・事件 & 後篇・裁判 | 今日も映画馬鹿。

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ソロモンの偽証
前後篇でイッキに魅せます 
1日限りのプレミア上映会




 に参戦して来ました。





















1月に ソロモンの偽証 前篇・事件を試写会で観た時の感想 にも書きましたが、

宮部みゆき さんの原作長編小説は未読ですので、単純に映画「 ソロモンの偽証 」の感想です。





これは、ミステリー映画としても人間ドラマとしても

優れた作品として日本映画史に刻まれるであろうと思います。






多感な中学生たちが同級生の謎の死に関わることで抱える心の葛藤。

嘘と建前だらけの大人の世界を垣間見てグラグラと揺れ動き悶々とする解せぬ思いを

自分たちで学校内裁判を開く事で真実を知ろうと奔走する姿に

もうすっかり並大人な観ているこっちの心に色んなものがグサリグサリ刺さって来ます。



後篇で裁判が進み真実が徐々に明らかになる過程は、

映画で近年稀に見るジワジワ感を得られます。

体裁、保身、勘違い、怠慢、惰性

その間違いが根深い大人社会への子供たちが出した答えに心震えました。





前篇2時間1分、後篇2時間26分と云う映画としてはかなりの重さです。

それでも大長編の原作小説の持つ全てを網羅するのは不可能ながらも

多くの当時人物たちを同時に動かしながらの群像劇として

上手く要点を突いた 真辺克彦 氏の脚本と 成島出 監督の渾身の演出が冴え

映画として実に魅惑的で見応えのある作品になっています。







終映後に 舞台挨拶 がありました。



登壇者

藤野涼子
板垣端生
石井杏奈
清水尋也
富田望生
前田航基
望月歩

mc : シネマアナリスト/DJ  八雲ふみね





※メジャー作品では珍しい観客向けのフォトセッションがあったので自己撮影です。





以下、舞台挨拶の内容ザッと書きです、





◉ 印象的なシーンは?

藤野:
ある少年に問い詰められるシーン
大変だったけど一番涼子になれた

板垣:
屋上のシーン
真冬のシーンを真夏に撮ったので辛かった
あの雪は全部塩で出来ている
白い吐く息だけ別撮りで合成した

石井:
保健室のシーンが強く印象に残っている



◉本作の撮影後に自分が変わったと思うところは?

清水
役の以前の人生を自分たちで考えた

望月
この役をもらえて自信がついた



◉監督がいない今だから言えること?

富田
オーディションの時全然笑わずとっても怖かった
でも撮影では優しく指導してもらえた

前田
凄く怖い印象だった
撮影が終わって航基と呼ばれたのが嬉しかった



◉今の気持ちは?

藤野
オーディションから入れて一年が過ぎ
お客さんに観てもらえて嬉しい
特に同年代に観てもらいたい

板垣
監督が目指した自殺が減る要因になってほしい



◉締めの言葉

藤野
最後は希望がある映画なので
より多くの人に観てもらいたい






















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