まだ観られてないのですが、
昨年、映画界をある意味震撼させた
「 劇場版 テレクラキャノンボール 2013 」の姉妹編
劇場版
BiSキャノンボール2014
を観て来ました。
大手音楽レーベル ◯vex 所属のアイドルグループだった
BiS の存在はよく知りませんでした。
少し調べたら自らを「 終末アイドル 」とキッパリ公言する
破天荒なアイドルグループなのですが、
昨年、横浜アリーナ で行われた解散ライブの前後3日間を
追うドキュメント撮影と称して
その各メンバー6人それぞれに
ハメ撮りを得意とする名うてのAV監督6名が密着し
宿泊しているホテルにまで同行しアレコレ口説きながら
ハグしたら何点、寝顔を撮影したら何点、靴下の匂いを嗅いだら何点などの
加点方式の キャノンボールレース を繰り広げ
トドのつまり、あわよくばハメ撮りしてしまおうと云う
トンデモナイ企画ものドキュメンタリーです。
その結果どうなのかについては、
冒頭のテロップで監督さんからSNSなどでの ネタバレ禁止令 が出たので書きません。
間違いなく映画史上、最も下世話なドキュメンタリーなれど
その内容は別にしてAV監督たちの至って真面目なアプローチに
意外なスリリングさを伴い見世物として成立している点が興味深いのですが、
最終的な結論としてはあまり面白くなかったと云うのが正直な感想です。
いくら既に解散したアイドルとはいえ
このアイドルの育ての親と云うべきマネージャーが
その一連の企みを公認していた事が驚きであり
アーティストを商品としてしか扱わない感が強い ◯vex と云う会社に
自分は、ずっと不信感を持っていたので
そちらの事実の方が気になってしまい
俄かに大手レーベル枠の音楽業界の終焉を見てしまった様で
何とも苦く切ない思いしか残りませんでした。