くちびるに歌を | 今日も映画馬鹿。

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アンジェラ・アキ さんの大ヒット曲

手紙 ~拝啓 十五の君へ~をモチーフにした

テレビのドキュメンター番組から発展した小説を映画化した



くちびるに歌を



 を観て来ました。


















幾分、禁じ手の使いすぎが鼻に付きますが

きっちり泣ける映画であることは確かな感動作です。












郷里である長崎の五島列島にある中学の産休代理教師として赴任した

ピアノが弾けなくなった元天才ピアニストの 柏木ユリ新垣結衣 )が

それぞれ事情を抱える合唱部の生徒たちとの訳あり同士のふれあいから

やがてお互いに成長して行く過程を描いて行く王道の感動作です。










新垣結衣 さん は、基本的に良いので問題ありません。





近作アオハライド 」が思いのほか良かった

すっかりラブストーリーの名手として君臨して行くのかと思っていた

三木孝浩 監督 の変化球的作品ですが、なかなか手堅い演出力を魅せます。



しかし、主力メンバー以外の合唱部全員に目が向いておらずキャラ立ちしない弊害や

肝心な合唱コンクールの歌の場面があまり心に響かないなどの難点を抱える脚本を

監督の力でもう少しアレンジ出来ていれば完璧だったと思います。

特に自閉症の兄をもつ合唱部のソプラノ男子のエピソードは、

障害のある肉親の逃れられない事情を的確に突いていて

その手紙の内容には大いに泣かされるのですが、

あまりにも王道過ぎてアザトイ感じを漂わすのも事実です。



しかしながら表向きには、老若男女問わず泣ける作品なので

基本的には何の問題もない立派なメジャー映画になっています。



























ペタしてね















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