https://uraoto.com/god-of-luck
このサイトは霊感について検索したとき上位にたまたまあったものだが、なかなか参考になった。
他のページにも霊感霊能について様々な言及があるが、基本的に心霊とは思念がもたらす不思議な現象であり、思念という基本元素を押さえておけばその形態変化も理解しやすい。
水が温度で水蒸気や氷になるように、思念は身にまとえばオーラになったり、放てば生き霊や念力、チューニングを変えれば霊視になる。
引き寄せも思念の持つ性質の一つであり、視覚的描写が詳細であるほど実現力が高まる。
その際、無意識的なトラウマがあれば無自覚に悲劇的ヴィジョンに引っ張られ、不幸を引き寄せるのでまずはトラウマの浄化が優先される。
スピリチュアルにはトラウマ解消のジャンルもあるので本来は引き寄せとセットであるべきだが、なぜかそれぞれ専門が分かれているようだ。
引き寄せは数珠など高価な物品の販売に力を入れた商売臭いところが多い一方、トラウマ問題は医療系のカウンセラーが多い。
そりゃあ数珠や印鑑を売る商売人と善意のカウンセラーが一人の人間で両立するわけはなく、この玉石混淆がスピリチュアル界隈を胡散臭くさせる。
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話をリンクを貼った記事に戻すと論点はこれ。
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その③:「運」をムダに使わない
お金持ちは「運」に関しても、とても敏感に考える。だから、パチンコ、宝くじ、ギャンブルには、あまり手を出さない。なぜなら、
『運はギャンブルに使うものではなく、仕事に使うもの』
という考えの人が、ほとんどだから。たとえ、運良く、一億円の宝くじが当たったとしても、それは単なる「あぶく銭」に過ぎない。そういう、すぐに消えてしまうお金は、逆に不幸になる可能性が高いと、判断するんだ。
それに成功者の多くは、会社の経営者やオーナーで、決断の日々のはず。だから、わざわざギャンブルなんてやらなくても、毎日が「大きな賭け」の連続なんだよ。だから、あなたの「運」は、自分の成功のために使うべきだと思うよ。
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ナンバーズ3をやってみて感じたのは、あれは受容的な思念の使い方をしており無私が基本なため、あのマインドで会社経営などエゴを全面に出した思念の活用法は力を相殺して両立できないということ。
受信型の思念タイプと発信型とは矛盾が生じ、普通は得意分野を一つに絞る方が効率的だ。
ナンバーズが得意な力丸ヒロ子さんを考えると、彼女の経歴は、
客室乗務員を経て、ファッションアドバイザーに。 ファッション界では希少なトータルファッションアドバイザーとして、ヘアメイク、スタイリング、美しい身のこなしや健康に至るまでをトータルアドバイス。 TV、ラジオ、講演会などで活躍後、2000年、(有)にしきのあきら企画の専務取締役に。
とあるが、ファッションは流行があり、大衆の集合的美意識に感応し、最先端の美を受信することで実際的なアドバイスができると思われる。
これが自分で流行を作るデザイナーだと発信型の思念術となるが、力丸さんの場合はアドバイザーなので空気を読む力が問われる。
それは恐らくナンバーズの集合的無意識にアクセスするのにも有効であり、その長年の訓練により彼女は的中率を高めたのだろう。
なので具体的な夢を実現したい発信型はギャンブルでなく起業家や経営者に学ぶべきであり、特に夢がなくただ大金が欲しいなら力丸ヒロ子さんのような大衆心理に同調する巫女的な精神技術の訓練を積むと良いのだろう。
前者は勇気と行動力が求められ、後者は無私と同調力が問われる。
それは軍人と宗教家ほどの違いがある。
陽の開運と陰のそれは全然別物と心得るべきだろう。
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それともう一つ、リンク記事で気になることがある。
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何事にも感謝する
笑顔を忘れない
人を大切にする
後ろ向きな考えをしない
といった姿勢が、あなたの「運」を作り上げる。
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この中の感謝は引っ掛かる。
感謝は前提として何か良いことが起きたり、他人にしてもらえたから有り難がる。
日々感謝するとは当たり前のことを謙虚に有り難がるなら良いが、次のラッキーをおねだりするような邪な感謝は意味が違ってくる。
よく感謝をわざと口にする人間がいるが、私がその人に思うのは「いや、あなたは感謝の前に謝罪だろ」だ。
感謝とは受益者となるのが前提だが、他人を犠牲にした搾取的受益の当事者がそれを口にすると一気に邪悪になる。
また、笑顔も気になる。
笑顔はコメディ的な微笑ましさが普通だが、中にはサディスティックな冷笑系の笑いもある。
プラスマイナスの岩橋さんを殴った制作会社が作るようなブラックな笑いはいじめ笑いであり、倫理の観点からすれば悪魔の所業だろう。
冷笑の真逆には暖かい笑いがあり、それは自分がピエロになり、滑稽な芸をすることで他人を笑顔にする利他的なサービス精神がある。
一方の冷笑系は他人を滑稽にさせる加工を施し、他人にサービスさせる貴族的な笑いの搾取がある。
この搾取構造は感謝にも現れていたが、悪しき人間は本来は好ましい行為のはずの感謝や笑顔さえも邪悪に染める。
犯罪者が弱者を虐げ、笑い者にすることで笑顔になり、返す刀で神に搾取構造の上位にいられることを感謝し、権力の維持を祈願する。
経営者は信心深いというが、悪徳経営者も信心深い。
それは悪事に対する罪悪感の裏返しだろう。
それゆえ三番目に挙げられた
>人を大切にする
のヒューマニズムがことのほか重要となる。
慈悲や隣人愛のない人でなしが見せる感謝と笑顔ほど醜いものはない。
旬な話題で言えば某中年アイドルも某高校のいじめっ子も共犯者に笑顔を見せ、犯罪を握りつぶした権力者に感謝したことだろう。
だから私はそのような犯罪者、加害者に対しまずは被害者に謝罪し、泣きなさいと言いたい。
感謝より謝罪、笑顔より泣き顔だ。
悪事を反省懺悔し、心からの悔い改めにより自然と流れる涙。
それこそ他責思考の加害者にとっては開運の土台だろうと私は思う。
犯罪の現場では被害者の方が加害者に罪をでっち上げられ、泣いて謝らせられる狂った逆転がある場合もあり、サイコパスの認知の歪み、倒錯を看過しては世の中の乱れに収拾がつかなくなる。
しかし人を大切にしないサイコパスでも利己的な感謝と笑顔で業界の頂点に君臨できるのだから、この二点だけでも開運になるのが恐ろしい。
謝ってばかりのメソメソした人間の方がかえって不幸に淀み、救われないのは理不尽ですらある。
この場合、四番目の
>後ろ向きな考えをしない
が効いてくるのだろう。
過去を省みない元いじめっ子がいじめられっ子より成功している例を見ると、確かに前向きさは開運の必需品と言える。
ただし、ちゃんと前を向けるのはしっかり過去を振り返り、トラウマを解消し、罪を清算した者だけであり、それを怠ったエセ・ポジティブは無意識の不幸の引き寄せを起こすリスクが高く、やはり開運前のトラウマ解消が何より大事なのは変わらない。