四大小惑星について | 運命ハック

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オリジナル占術を幾つか編み出しましたので、それを用いて不定期に占っていきます。

https://sup.andyou.jp/hoshi/asteroid_list/


セレスはギリシア神話の農耕と収穫の女神デメテルに由来しています。
人々に食物を与え育む大地母神であるセレスは、占星術では「養育者」の象徴です。
そのため、セレスは「他者を育てる」あるいは「自分自身の内面にある未発達な意識や才能を育てる」という意味を持ちます。

パラスはギリシア神話の知恵と戦略の女神アテナ(パラス・アテナ)に由来しており、槍と盾で武装した姿で生まれてきた、知恵と戦争、工芸を司る女神です。
神話の中で彼女は、単なる暴力ではなく知恵を使い、戦略や交渉を通して平和的に紛争を解決する方法を人々に授けました。
また、パラスは織物や建築、彫刻といった工芸を人間にもたらした女神でもあります。

ジュノーはギリシア神話においては最高神ゼウスの妻であるヘラを指し、結婚や家庭、女性の権利を守護する女神として知られています。
ヘラは貞淑な妻ですが、夫であるゼウスの浮気に悩まされることが多く、ゼウスの愛人となった女神やその子供、時にはゼウス自身に容赦なく復讐することでも知られています。

ベスタはギリシア神話のヘスティアに由来しており、家と家庭、そして祭壇の火を守るかまどの女神です。
世界の中心にある「聖なる火」を絶やさぬよう、見守ることが職務であり、その聖職をまっとうするために、あらゆる男性神の求婚を断って、独身を貫いた処女神でもあります。
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これを分類すると、仕事と家庭、骨組みと中身に分けられる。

仕事の骨組みがパラスの職務上の知略と技芸。
中身がベスタの献身と集中。
手に職があってこそ報われるプロ意識。

家庭の骨組みがジュノーのパートナーシップにおける権利の主張と契約。
中身がセレスの養育と愛着形成。
婚前契約、家庭内憲法あっての愛のある生活。

これら四大小惑星は他の個人天体では扱われない公私の社会環境、つまりはMCやICが司る内容を管轄している。

あるいは労働や役割の6室をパラス(職能)とベスタ(プロ意識)、対人関係や結婚の7室をジュノー(家庭内議会)とセレス(養育)の管轄とする見方もあり得る。


いずれにせよ既存のテキストの解説だと四大小惑星の役割に軸がなく、しまい場所が定まらない散乱感があったが、仕事・家庭×外殻・中身の四分類にすると途端に意味が明瞭になったように思う。


個人天体の象意をおさらいすると、

・個人のパーソナリティ
太陽=自我、人格。
月=無意識や感情。

・個人の能力
水星=知性やコミュニケーション。
金星=美意識や経済性、鋭利な殺傷性。
火星=行動や攻撃性、性欲。

・個人の行動選択を加味した社会的後押し
木星=拡大解放、加速による吉兆。自由と無軌道。
土星=縮小抑圧、減速停止による凶兆。課題と困難。

・個人の意思を無視した抗えぬ社会的影響
天王星=解体・分解と再構築。固体的現象。
海王星=溶解と合成・融合。液体的現象。
冥王星=気化・蒸発的な破壊とゼロからの創造。気体的現象。


基本的にこの世の運命システムはゲームみたいなもので、これらの基本10天体はプレーヤーの個人的な性能と、社会との相互干渉の作用が規定される。

四大小惑星はそこで叙述されない仕事や家庭生活の補足的規定であり、その中でもパラスは仕事の骨組みであり、手に職の職能を司る。

そこにキロンを足して五大小惑星としても良いが、
https://ameblo.jp/kyuuseieki/entry-12688665198.html


恐らく細かなジャンル分けでどんどん増やせるだろう。
それはゲーム製作でも細かな設定があるのと同じだ。
スマホゲームのアップデートのように後付け後付けで際限なく増える。

ヴァルナ、モイラ、ウラニアは占い師の資質を表したが、恐らく他の職業でも固有の有効な小惑星があるのだろう。